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2006-03-24 平成18年第1回定例会(第6日) 本文
2006-03-24 平成18年第1回定例会(第6日) 名簿

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  1. みやき町議会 2006-03-24
    2006-03-24 平成18年第1回定例会(第6日) 本文


    取得元: みやき町議会公式サイト
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    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前9時31分 開議 ◯議長(大石安弘君)  本会議6日目の会議、御参集ありがとうございます。全員出席ですので、直ちに本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元の日程表のとおりです。       日程第1 一般質問 2 ◯議長(大石安弘君)  日程第1.一般質問を行います。  通告第7号によりまして、16番岡廣明議員の御登壇を願います。16番岡廣明議員。 3 ◯16番(岡 廣明君)  おはようございます。ただいまより通告第7号によりまして、平成18年第1回みやき町議会定例会において一般質問を行います。  質問事項は2問です。1点目は道路整備について、2点目は町名、地区名表示板設置について、以上2問、質問いたします。  新生みやき町が合併しまして、はや1年が経過いたしました。経常収支比率も平成16年度は98.7で、予想以上に厳しい財政事情を示しております。その上、三根中の改築や下水道事業など、大型の事業も今後進めていかなければならないし、町民のニーズにもこたえる事業もあり、執行部におかれましては日夜努力されていることに対し敬意を表する次第であります。  第1点目の質問は、道路整備についてであります。  道路は、日常生活はもとより産業経済を支える最も重要なものであります。商業や観光の振興には基盤となり、道路整備は欠かせないものと考えております。旧3町を結ぶ南北の幹線道路も町を潤す大事な計画道路と思いますが、住民に身近な道路整備が、今大前提と考えている者の一人であります。  そこで、1)観光道路の整備について。皿山地区の窯元をめぐる道路及び遊歩道改良工事を早急に進め、一巡、いわゆる一周できる道路をつくる必要性があるのではないのか、産業の振興及び観光客を集める陶器の里づくりとして、どう考えておられるのか。町長は、中原校区は風がささやく町、北茂安校区は炎が生み出す芸術の町、三根校区は生命の水がただよう町と、まちづくりに意欲を燃やしておられますので、まず、最初の取り組みとして、皿山地区の一巡できる道づくり、景観のある里づくりをどう取り組むのか、町長の答弁を求めるものであります。  現在、一部未舗装約 150メートル程度あり、観光道路としての取り組みをすべきではないのか。また、道路側溝の未整備分及び小高い山に遊歩道が建設され、雨水用のU字溝が取りつけられ、ため升までで建設が中止になっております。河川までU字溝を入れる約束がされ、その後放置されていますが、今後どう取り組む考えなのか質問をいたします。  また、歩道の舗装については、いわゆる体に、足に優しい舗装をできないのか、お尋ねをいたします。  ロ、景観整備について。毎年春の祭り、秋の陶器まつりなどで観光客もふえているようで、水辺には魚類の放流とか、花壇とかの整備の考え、また現在外灯については裸電球、20ワットぐらいが電柱に取りつけられてあり、いかにも山奥の集落を想像するような防犯灯であります。全体的に暗過ぎるわけでございまして、いわゆる観光客を引きつける白石焼の炎をあらわすような防犯灯の設置をして、景観の持てる里づくりができないものか、町長の考えをお伺いいたします。  2)旧中原町、旧北茂安町を結ぶ道路の拡幅計画についてですが、朝夕の渋滞が著しい箇所や、歩道がなく交通安全上、危険な場所が多く見られます。道路幅が一部の区間が狭くて、また通常時でも先が見えず、車同士の離合ができず、バックしたりせねばならない箇所でもあるわけでございます。次の3カ所について、拡幅計画をどう判断し、どのようになことを考えておられるのか、イ、町道で西寒水地区中津隈宮前間、ロ、石井地区と西尾川原地区間、ハ、中原地区白石地区間、山内のひょうたん池付近ですね、同じみやき町になり拡幅の対策を検討されているのか、お考えをお尋ねいたします。  次に2点目、町名、地区名表示板設置について質問いたします。
     今日まで旧3町それぞれがその町をイメージする表示板であったと思いますが、現在一部塗りつぶしたばらばらの地区名表示板であります。中原校区におきましては、地区表示板は白色板に青字で地区名が書いてあり、左側部分は塗りつぶした状態であります。北茂安校区は上段は緑色板で、白字でみやき町と修正をされ、下段は白色板に青字で地区名が表示されております。また、三根校区は緑色板に白字で地区名が書かれ、左側部分は塗りつぶした状態であります。一時的に間に合わせにすぎません。早急に統一すべきではないのでしょうか。この表示板は看板、いわゆるみやき町の看板であり、みやき町の顔と言っても過言ではないと思います。合併時に取り組むべきではなかったのか、お尋ねするものであります。  以上、1回目の質問を終わります。 4 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 5 ◯町長(末安伸之君)  おはようございます。通告第7号、16番岡議員の御質問にお答えをいたします。  まず、第1点目の道路整備について2点御質問いただいておりますので、順次御回答を差し上げたいと思います。  まず、皿山地区の窯元をめぐる道路及び遊歩道改良工事を早急にという御質問からお答えをいたします。  これにつきましては、合併前の北茂安町の観光振興や地場産業、いわゆる白石焼の育成を図るため、まちづくりの拠点として位置づけをされていたところでございます。これまで農村総合整備事業や佐賀県リーディング事業により、地区内の歩道のカラー舗装、水路整備、あずまやの設置、白石神社や窯元を散策できる遊歩道の整備、観光トイレ等の整備等が既に行われているところであります。御質問の皿山地区の窯元をめぐる道路の整備につきましては、分散している窯元を周遊できるルートで一部御指摘のように未整備の部分がございます。また、遊歩道につきましても、遊歩道の排水で問題を来している部分がございますので、これらの問題点についても地区と協議の上、実施してまいりたいと考えております。  幸いにも北茂安校区内におきまして、昨年より皿山地区周辺の居住環境や観光資源の整備を目的とした町内有志によるまちづくりの検討会が、町も、私も数回参加をしまして、炎の宴という名のもとで開催をしていただきました。検討会では、既存の観光資源、いわゆる白石焼、白石神社の今後の利活用方法や地区周辺の自然、いわゆるたくさん山林とか、景観的にすばらしい竹林等がございますので、それらを活用した居住環境の整備等についての多くの意見や要望、問題点が提起をされています。その中から、既にハード面については先ほど申し上げた農村総合整備事業や佐賀県リーディング事業という事業名で整備をされておりますので、あとソフト面についていろんな協議をする中から、地区有志の方々が主になって炎の祭りという名のもとで、白石陶器まつりの最終日に大名行列を主としたイベントをしていただき、大変成功裏のうちに終了したところでございます。  今後につきましては、町としても積極的に地区内有志の方々との話し合い等に参加をしながら、今後は地区内の四季折々の花を植えたりしながら、一つのみやき町としての観光資源、いわゆるまちづくりの新たな核として活用をぜひともしたいという考えがございます。  御承知のように、白石焼につきましては、鍋島藩時代からの御用窯としてその隆盛をきわめ、 200数十年の歴史と文化がございます。西の有田に匹敵するような大変すばらしい財産をみやき町としていただいておりますので、町民の一つの財産として町内外にアピールし、その活用方法についてさらに検討を加えていきたいと考えているところであります。  このように地区内での機運も高まりつつありますので、18年度からさらにこの地区周辺のまちづくりをいかに行うかにつきまして、地域住民の皆さんとの協働による、これまでのような行政主導ではない、いわゆる計画立案を地区住民の方々にしていただきながら、それらのアイデアをまちづくり計画の中で策定をしたいと考えているところでございます。したがいまして、御質問内容につきましても、地域と協働のまちづくり計画でどのように実施していくかについて検討、協議を加え、その計画をもとに事業の普及、推進を図っていきたいと考えているところでございます。  ロの景観整備につきましても、先ほど申し上げたように、大部分が整備をされておりますので、後はソフト面にプラス四季折々の花を植えながら、一つの観光資源の拠点としていきたいということで、景観事業についても進めていきたいという考え方を持っております。  2点目の、旧中原町、旧北茂安町を結ぶ道路の拡幅計画についての御質問にお答えをいたします。  まず、昨日の議会でも申し上げましたように、みやき町全体の町道の見直しを図りたいと思います。あわせて、国県道も含みながら、いわゆる農道等も含みながら、道路ネットワーク計画、いわゆる合併に伴うみやき町の総合的な道路マスタープランを検討していきたいと思っています。  総合的な道路計画により、合併交付金を活用できるような道路整備を考えておりますので、この中で御質問いただいております旧中原町、旧北茂安町の連関道路のみならず、旧三根町との連関も含めながら、全町的な国県道との連携を図り、幹線道の整備計画及び集落間の生活道路としての整備の連結を計画的に行っていきたいと考えております。  具体的に御質問の石井西尾川原間、中原石井間、石井、西寒水、中津隈につきましては、橋梁整備と家屋補償等の課題もありますが、県事業であります山の内河川整備事業との調整や費用対効果等も十分に検討しながら、整備計画に積極的に努めていきたいと考えているところでございます。  3点目の、町名、地区名表示板の設置についての御質問に御回答を差し上げます。  まず、町名の表示板につきましては、合併前に町にかかわるものにつきましては、町でみやき町に変更をいたしているところであります。  また、国道及び県道に設置している表示板につきましては、国及び県で変更していただいておりますが、合併前に変更をされていないところにつきましては、随時変更をしていただいております。  しかし、現時点で県設置につきましては、大変変更されていると思っておりましたが、国の関係の、国が設置している分で変更になっていない表示板がありましたので、国の請負業者の方から、みやき町の町章が決定をしましたので変更したいという連絡を受けております。町章が先日決まりましたので、その町章をもとに国の方にお願いをしているところであります。  また、地区名表示板につきましては、地区名の変更がないことから、既存の表示板を利用することで考えておりましたので、町章をテープで隠し、地区名のみを残して利用しているものや、地区名の上に町名があったものは、町名をカットテープでみやき町に変えているものを利用いたしております。旧町の表示板を活用しながらみやき町の表示をしているのが現状でございます。  議員が御指摘のように、表示板につきましては、白地のものであったり、緑地であったり、統一したものにはなっておりません。先ほど申し上げましたように、既存の表示板を利用していきながら、随時取りかえ時期が来たところから、統一したものに随時取りかえていきたいと考えております。  なお、地区名表示板を新規に製作し、取り外しから取りつけまでの費用といたしましては、参考までに1枚当たり一式が25千円程度になりますので、単純に計算しますと 194枚が必要です。よって、 5,092,500円になります。これについては、財源的には合併の交付金対象になると思いますので、随時できるだけ統一をしていきたいと考えているところでございます。  なお、国道沿いの信号機関係の表示については、公安等の関係もございますので、総務課長の方から答弁をいたします。  以上、1回目の御質問に対しての答弁を終わります。 6 ◯議長(大石安弘君)  糸山総務課長。 7 ◯総務課長(糸山英幸君)  おはようございます。16番議員の御質問の中で、町名表示板について御回答させていただきます。  先ほど町長が申し上げましたように、国道に設置してあります信号機等についている町名表示板ですけれども、管理につきましては道路管理者がしていくわけでございますけれども、そういうことから、私たちも国道の管理の中でされるという思いがありまして、そのままにしておりましたけれども、今度町章が決まりまして、町名表示板が変更になっているところがございます。例えば、鳥栖の市町境とか、上峰との町境とか、国道の関係につきましては変えておられますけれども、先ほど申し上げましたように、信号機等に書いてあります町名については変わっておりません。そういうことから、公安とお話をしまして、申請は当然道路管理者が行います。そして、公安との協議の中で町名を変えていくということになります。  というのは、今、カーナビゲーションシステムがございます。そのカーナビに、やっぱりその交差点名がついているわけです。だから、そういう関係もございますので、当然公安との協議も必要になってくるということになっておりますので、早急に国道管理事務所、それと公安との協議をさせていただきたいと思います。  以上です。 8 ◯議長(大石安弘君)  16番岡廣明議員。 9 ◯16番(岡 廣明君)  道路整備についてでございますけれども、特に観光道路の整備について、ただいまの町長より大変建設的な御回答をいただきましてありがとうございます。その中で、その窯元をめぐる道路の件でございますけれども、いわゆる未舗装の部分でございますけれども、やはり北側の窯元、そしてまた南側の窯元ということで、大変そこを行き交う重要な観光道路の一つだと私は思っております。特に雨が降った場合、また、雨上がり、大変ぬかるみで観光客の方も大変困っておられるようでございますので、この未舗装分については窯元をめぐる焼き物の里づくりの取り組みの一環として、早急に取り組んでいただくことを強く望む次第でございます。  また、南側の道路につきましても、そこにも瀧水窯、そして佐藤窯、静波窯と、三つの窯元があるわけでございますけれども、この道路につきましては、大変急勾配でございまして、いわゆる雨のときなんか、道路が川のようにここを流れているというのが現状でございます。一部は側溝をいけて、河川の方に1カ所だけは流しておられますけれども、一番山の手、いわゆる遊歩道ができまして、遊歩道の横に 300程度のU字溝が設置されておりますけれども、それからいわゆる道路側溝が10メートルほどございますけれども、そこでため升でストップしているわけですね。ですから、そのため升から先のU字溝がない。  そうなりますと、その水はどこに排水されているかということになりますと、窯元さんの土地に流し込むというような形の中で、工事がストップされておるわけです。ですから、その工事された当時、その当時の建設課長はあとやりますという約束をされているわけですよね。ですけど、その後中断されたままというようなことで、いわゆる人の土地を流している排水の水が、土砂崩れとかいう危険性を帯びておりますので、やはりそれは町として早急に対応をするべきではないかというように理解をいたしております。  それとまた、この一部途中真ん中に側溝があるわけですけれども、やはり上からの雨水なり土砂等が流れます関係上、1カ所のため升には土砂がたまり、それが手でふたが開けられない、バキュームカーで吸わなければ工事がされないというようなところもあるわけでございますので、やはりそういう対応は今後町としても早急に取り組んでいただきたいと思っております。  景観整備についてでございますけれども、先ほど町長は今後景観整備をやっていきたいという考えを持っているというような御答弁をいただきました。この件につきましても、平成17年度の予算の中で、観光パンフレット作成事業、一般財源から 2,000千円投資して、町の観光振興のために観光パンフレットやガイドブックの作成をし、観光のPR及び観光客の流入を図る目的で取り組まれたと思うわけでございます。特にこの地区、焼き物の里をイメージするような景観整備を願うものでございまして、先ほど町長が言われましたように、水辺等の景観には力を入れたいということでございます。  また、花等にも季節折々の花を植えたいというようなお考えも持っておられるようでございますので、その辺は理解をしたところでございます。  一つ、外灯でございますけれども、現在、電柱は大体50メートル置きぐらいに立っておると思いますけれども、昔ながらの傘に20ワット程度の裸電球が取りつけて、何かこう古ぼけたような田舎の地区をあらわすような暗いイメージなものですから、やはり外灯を、いわゆる防犯灯も兼ねるわけでございますので、もう少し何か里づくりの一環として取り組んでいただけないものかなというような感じをいたしております。  また、舗装につきましても、従来は多分カラー舗装がされておったんじゃなかろうかと思いますけれども、かなり年数も食うておりますから、カラーもはげて、普通の舗装と同じようになっておりますので、未舗装分を含めて今後、カラー舗装でも最近は舗装した後から塗装を吹きかけるというような簡易的なカラー舗装ではないかと思いますので、できれば色がついたやつを混ぜてするというような舗装もあると思いますので、足に優しい、いわゆる観光道路でございますから、足に優しい舗装ができないものか、その辺を含めて町長のお考えを再度お尋ねいたします。  また、道路の拡幅問題でございますけれども、この件につきましては、お互いに従来の校区校区ごと道路整備等はなされてきたと思います。いろいろな事情があって、そこの昔の町と町との境というものが、工事がいろいろな問題点もあったかもわかりませんけれども、一部道路幅が狭いというようなことで、そこに西寒水中津隈宮前間とか、中原区白石間の場所なんかは、先が見えないという危険性もあるわけでございますので、今後みやき町になり、その路線も一つの町道としての一連でございますので、どうせ今後町道等の整備事業もいろいろと台帳整理等もなされていくと思いますので、路線名そのものも今後は変わっていくんではなかろうかと思うわけでございます。そういう観点に立って、安全で安心な道路事業をしていただきたいとお願いをするものでございます。  その二つの点につきましては、大変離合ができないというような箇所でもございますし、特に中津隈西寒水間には両方とも墓地というような形の中でございますので、大変いろいろな諸問題も抱えてはいるかと思いますけれども、やはり早急に対処をお願いしたいと。  また、石井山田線から西尾川原線につきますのは、やっぱり山の内川というのが一つは通っておりまして、これは河川でございますので、県の方に橋のかけかえの要望もしていただかなければ、町自体での拡幅工事というのはできかねないと思うわけです。ですから、そういう橋のかけかえを含めて、県などにも要望をお願いしたいというように考えておりますので、今後、どういう形の中でその問題を対処していかれるのか、再度御答弁を求めます。 10 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 11 ◯町長(末安伸之君)  2回目の御質問にお答えをいたします。  この白石焼、また白石神社周辺景観整備等の必要性については、十分私も理解しております。議員と同じように、なぜならばみやき町としての一つの観光資源のみならず、新たな歴史、文化をはぐくむような箇所でありますので、みやき町の財産として活用していきたいという中で、実は中原を風のテーマということで、綾部神社を核として風にまつわるまちづくりを行ってまいりました。北茂安は炎、いわゆる白石焼をもとに炎の里というまちづくりをテーマにして進めたいと。火の里というのは日の出る里というふうにも解しておりますので、日の出の方向にある北茂安を白石焼とリンクさせながら、新たな文化の発祥の地として活用していきたいという考えがあります。  三根町については水の歴史があります。水と緑をテーマにして、命をはぐくむ三根校区をということで、今後天建橋とか宇佐神宮、西ノ宮宮とか葛城神社、たくさんの歴史、文化が財産として残っております。この3校区の貴重な歴史、文化を有機的に活用することで、新たな町勢振興を模索しているところであります。  よって、その一つの核となる白石焼周辺につきましては、県とも昨年協議しまして、今、中原校区の山田地区で行っていますように、県民と住民が協働による事業をということで、水辺空間創出事業というのが知事の新たな事業として第1号をいただきました。これは、地区の皆さんがワークショップを通じてアイデア、企画立案したものを、県がそれを審査して、住民協働で事業ができるということを判断し、県が認可をする事業です。これが予想以上に山田地区の皆さんのアイデアや取り組みがいいということで、県の第1号をいただき、その事業を着手しています。  これと類似した形で、皿山地区におきましても、住民の皆さんがまずみずから居住環境をよくしようとか、景観整備をよくすることで、一つのその地区の誇り、財産として多くの人々に活用してもらえるようなアイデアを、まず出していただきたいということでお話をしましたところ、地区有志の方々でその趣旨に御理解をいただき、炎の宴という名のもとで、その会合を始めていただきました。そこで、その全体整備計画をもう一回正式につくろうということで、県の補助金をいただくように話を大体しておりましたが、調査しましたところ、既に農村総合整備事業、そして佐賀県のリーディング事業という事業名で、その整備計画が既になされておりましたので、新たなハード計画については必要性はないという判断の中から、今後ソフト事業について住民の皆さんと協議をしながら、18年度、また新たな取り組みを考えているところであります。よって、そのハード整備としての、今御指摘でカラー舗装と、そしてまた未整備等についての御意見があっておりますので、これについては整備することで取り組んでいきたいと思っています。  ただし、窯元めぐりの観光道路の整備ですが、現在未舗装約 150メートルあります。これは実は町道ではございません。町道ではないために、町道で対応することが困難であります。生活道路としての対応ができますが、これについては30%の受益者負担が生じるということで、現時点では先ほど申し上げたように町道でありませんので、全額町でできるかどうかするためには条件整備が必要ということで、もうしばらく検討する時間をいただきたいと思っております。その他につきましては、まずできるだけ早く計画に基づいて事業を推進していきたいと考えております。  次に、道路事業関係につきましてですが、先ほど申し上げましたように、道路ネットワーク計画、いわゆる道路マスタープランをつくることが、みやき町のまずは大きな課題であると思っています。町民の皆さんの交流を図る、そしてまた、一体性を生み出すためには、計画的な南北東西の道路ネットワークを有機的に連結させていく必要性があります。よって、18年度にその計画をまずつくりますと。計画をつくった中から優先的にその整備に努めていきたい。その財源についてはできるだけ国、県の交付金、補助金を活用しながら、その事業を進めていきたいという考え方を持っておりますので、御質問があったこの路線については重要な路線でありますので、優先的に取り組んでいかなければならないと考えております。  その間、橋梁の改良等が生じてきますので、これにつきましては県当局とも協議を、要望等は重ねておりますけど、県としては河川改良時しか対応をなかなかしていただけないのが実情でありますので、町で負担する必要性がある道路新設に伴う橋梁のかけかえ等についての計画も18年度に策定をしていきたいと考えているところであります。  以上です。 12 ◯議長(大石安弘君)  16番岡廣明議員。 13 ◯16番(岡 廣明君)  皿山地区観光道路の件でございますけれども、一つは側溝の問題でございますけれども、遊歩道からU字溝がいけられ、ため升が、以前は個人のため升があったんですけれども、それが町がそのため升を大きくして、そこでとめとるわけですよね。ですから、流れ先がないわけですよ、その水が。ですから、私はその遊歩道をつくったとき、その横に側溝、道路雨水用のU字溝をいけられております、 300ほどの。ですから、そのため升が、その先の工事がなぜ約束事をしながら、あと放置しておるかということなんですよ。ですから、約束事をしとったら、町として当然引き継ぎなり、何らかの形を持っていって工事を行わなければならなかったんではなかろうかと思うわけでございますので、その件については、早急に対処をしていただきたいと思うわけでございます。  また、先ほど未舗装道分については、町長からるる御説明がございましたけれども、私はそういうことを申しておりません。町道とか生活道路だったら舗装ができますとかいうようなことを私は言っておりません。あくまでもここは観光道路として舗装ができないかというようなお尋ねをいたしております。ですから、町長は常々から風、炎、水、そういうふうなことで今後取り組みたいという公約もしておられるわけでございますので、その一環として炎の里づくりに全力を挙げて取り組んでいただきたいと、かように思っている次第でございます。いわゆる観光道路の整備と景観整備を早急に取り組み、みやき町が誇れる伝統産業のある里づくりをすべきではないかと思っている次第でございます。  また、先ほど町長が言われましたように、5月の上旬には春祭りの炎の宴、そしてまた、9月21日から25日につきましては白石焼の陶器まつり等のイベント等もあっております。また、昔から東の白石焼、西の有田焼と言われるほど名勝地でもあるわけでございますので、町長の今後の熱意と意気込みを再度お伺いし、この質問については終わりたいと思います。 14 ◯議長(大石安弘君)  中山事業部長。 15 ◯事業部長(中山武文君)  そしたら、私の方から二、三、お答えをさせていただきたいと思います。  まず、南側に関しての道路側溝の件でございます。  これにつきましては、確かにU字溝ということで水路の設置がございます。それから、それを伝ってため升というボックスがございまして、それからまた流れるようになっておりますが、この最終的な流れの先が民地ということで、当時どういった調整をされとったわかりませんが、要は関係地権者との十分な調整をして了解を得た上で対応させていただきたいと思っております。これには、水路を設置した後の維持管理が当然必要でございますので、こういった維持管理面についても関係の地区と、あるいは陶器組合の方と十分議論をして、観光客が見えられたときに、そういった見苦しい点がないようにということの管理体制もあわせて、関係の方と調整を進めたいと思っております。  それから、舗装事業の件でございますが、町で道路管理という立場で舗装するというようなことが、なかなか現時点では制度的に見当たりません。したがいまして、県の観光課あたりとこういった状況のところで、そういった補助事業がないかということで、観光課と十分議論、調整をして、何らかの対策をしたいということで考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 16 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 17 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えをいたします。  先ほどの 150メートルの窯元めぐりの観光道路の御質問の中で、町道ではないため現時点では整備が困難であるという旨の御回答を差し上げました。よって、議員が御指摘のように、私としても観光道路として整備するための条件整備を、まずさせていただきたいということを思っております。現時点では条例規則の中で、町道ではない道路についての施行が、町費全額ではできませんので、その観光道路としての位置づけをもとに整備できるように努力をしていきたいということで御回答を差し上げたいと思います。  それと、白石焼というか、あの周辺のみならず、まずみやき町全体の中の一つの今後の町政の新たな歴史、文化の発祥の一つの核であるというのは間違いありませんので、これを有機的に結びつけたい。三根は三根の財産、中原は中原の財産、その三つを一つの線にしながら、もっとよりよい財産として活用していきたいという考え方の中で、まずは炎のテーマにして北茂安校区まちづくりをしていきたい。さっき言ったように、日の出る方向ですから、ただ燃える火だけではなくてですね。必ずしもその白石焼、白石神社周辺だけがその炎のテーマじゃありません。炎の祭りとか、炎の宴は千栗でもしていただいてもいいし、市原のハス池周辺でしていただいてもいいし、西尾の若宮とか物部神社とか中津隈神社周辺、今までの歴史、文化をはぐくんできていただいたところでもしていただいてもいい。  そのために18年度予算でお願いしているのは、私の熱意と住民の方の熱意が一緒にならないと町の発展はなりませんので、町民の皆さんのみずからの熱意とアイデア、企画立案をもって町勢振興に努めていきたいという考えのもとで、まずイベント関係については行政主導でやっていた夏祭りとか、そのようなものを町民主導で行っていただきたいということで、1校区 1,000千円の範囲、1地区 100千円を限度として、住民の皆さんの提案に基づいたイベント祭りを行いたいという予算計上させていただいております。このことについて、住民の皆さんと具体的にその事業の趣旨、目的についての御理解をいただき、町民の皆さんの熱意をもとに、町と私の熱意と合わせて、協働というテーマを持った町政運営に努めていきたいという考え方を持っておりますので、どうかよろしくお願いをいたします。  以上です。 18 ◯議長(大石安弘君)  16番岡廣明議員。 19 ◯16番(岡 廣明君)  2点目の質問に移りたいと思います。  2点目は、町名、地区名表示板設置についてでございますけれども、1回目の回答である程度は理解をしたわけでございますけれども、当然統一した表示板を製作し、立てなければならなかったんではなかろうかと思っております。やはりこれこそ国県の、いわゆる合併市町村の補助金等が使用できたわけでございますので、その当時に町章等はまだ決定はいたしておりませんでしたけれども、町章を入れなければならないということは、またございませんし、その点についてはいろいろな検討委員会でもつくってもよかったんではなかろうかと思っております。現在も国道関係にはもう町章入りのみやき町というマークは上げてあるんですよ、34号線沿いには。もうみやき町のマークが入っております。見られた方あられますかね。入っておりますよ、もう国道には。みやき町が遅過ぎるわけですよ。  先日、テレビでも放映がされておりました。ちょっと私、どこの県のどこの市やったか、ぱっとスイッチを入れて見た程度であったから記憶にとどまっておりませんけれども、やはりそこの市は、この表示板をつくるのに、字体はどういう字体でするかと、字体の検討、字体の大きさ、そういうもろもろの検討委員会をして業者に委託されて表示板を製作されたというのがテレビで先般放映されておりました。やはり我が町においても、そのくらい真剣に考えてするべきではなかったかと思っております。  そこで、この表示板というものは、行政上の住居をあらわす大変重要な表示板と思っておりますけれども、今後、先ほど町長の答弁ではそういう形の中で修正をし、立てたということでございますけれども、今後統一した表示板を立てるつもりがあるものか、その辺についてのお考えをお伺いしたいと思います。 20 ◯議長(大石安弘君)  糸山総務課長。 21 ◯総務課長(糸山英幸君)  16番議員の御質問であります。このことにつきましては、町長も先ほど申し上げましたように、合併前につきましては、既存の表示板を利用していくという基本的な考えで、1回目の答弁でも申し上げましたように、町章のシールを張って隠すと、そしてまた、地区名の上に町名を表示されとった地区がございますので、そのことについては町名だけをカットシールで変えているということで対応をしてきました。簡単に申し上げますともったいないという中での考えがございましたので、合併前につきましては、変えるつもりはございませんでした。  しかしながら、町長が申し上げましたように、統一した表示板を作成していくということでは、基本的には考えておりますので、交換につきましては、随時交換をしていかなければいけないというふうに理解をしているところでございます。  以上です。 22 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 23 ◯町長(末安伸之君)  まず、先ほど申し上げたように、使えるものは使おうと、合併前に。使えるものまで一遍に何でも統一してかえることについては、もう少し新町になってから検討しようということで、使えるものでしたからシールを張りかえて今使っております。ただ、写真で見ると、確かに白地であったり、緑であったり統一しておりません。しかし、現時点で表示そのものについてはみやき町何々地区としておりますので、地区の皆さんに極端な不便をおかけしているというふうには解しておりません。統一できていないというのは事実です。  ですから、これを今、課長が随時と申し上げましたが、随時かえていくとしたら交付金対象になりませんから、かえるならやはり一遍にかえた方が交付金全額対象になりますので得だと思います。よって、私はしばらく、町章がやっと決まりました。今後、町花、町木も決めていかなければなりません。おっしゃるように、町民の方の御意見をいただいてデザインとか字体なんかも決めていかなくちゃなりませんので、検討を加えてはいきますけれども、早急にこの表示をやりかえるとか、立てかえることについては、まだ結論に至っていないところでございます。  以上です。
    24 ◯議長(大石安弘君)  16番岡廣明議員。 25 ◯16番(岡 廣明君)  ただいま回答いただきましたけど、私はやはりこの表示板、町の顔なんですよね。みやき町の顔なんですよ。私たちが仮に、私は中原出身ですけれども、三根に行って地区名が書いてあっても、やはり中原校区は白地に青字ですから、ああ、ここはみやき町かなとわかりますけど、三根町に行ったら、今度は緑板になるわけですね。緑板に白字になるわけですよ。みやき町というのは入っておりません。ですから、あら、私は違う町に来たかなというような勘違いもいたすわけですよね。ですから、まして町外から来られた方は、ここはみやき町ということはわからないと思うわけなんですよ。ですから、合併市町村の補助金等がございますから、やはりそういうものを活用して、当然統一するべきではないかと思うわけでございます。  よその合併した市町村は、そういう検討委員会をつくって、字体を活字体にするか、何体といいますかね、そういうふうな議論までされとるんですよ。その地区名表示板とか、市町の表示板についてもですよ。ですから、当然みやき町としても間に合わせ、そりゃ財政的に 5,000千円ほどかかるかもわかりませんけれども、みやき町の顔と、看板はですね。ですから、私は旧3校区が統一した表示板にするべきではないかと思っております。  現在でも国道34号線の表示板は倒れかかっておりますよ、地区名の表示板は。また、ある1カ所は地区名が違う表示板が設置されておりますよ。職員の皆さん方も町内をいろいろ回っておられますから、その辺は常々から気を使っていただき、どうなっているかというようなことは把握していただきたいと思っております。倒れかかった表示板──私が気づいたところですよ。倒れかかった地区の表示板が2カ所、またその地区の表示板が隣の地区の表示板がされとるんですよ。そういう箇所があるんですよ。ですから、常々からそういう目配り、気配りしていただきたいと思います。  以上で私の質問を終わります。 26 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 27 ◯町長(末安伸之君)  御指摘のように、表示が適切に表示されていなかったり、管理されていないところにつきましては、早急に調査をさせていただき、対応をさせていただきます。よろしくお願いします。  それと、当然表示板は町の顔ですから、顔をつくるには慎重に時間をかけたいということで御回答しているところであります。町章が決まりました。今後、町花、町木が決まった中から検討委員会なるものを組織して、字体、デザインを含めて早いうちに統一できるようにその準備に努めていきたいと考えています。その点については、次は町花、町木をつくることの作業に入っていきたいと考えているところであります。 28 ◯議長(大石安弘君)  以上をもちまして、通告第7号によります16番岡廣明議員の一般質問を終わります。  お諮りします。暫時休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 29 ◯議長(大石安弘君)  異議なしと認め、休憩します。なお、再開を10時40分とします。                 午前10時29分 休憩                 午前10時40分 再開 30 ◯議長(大石安弘君)  休憩中の本会議をただいまより再開いたします。  通告第8号によりまして、3番牟田秀文議員の御登壇を願います。3番牟田秀文議員。 31 ◯3番(牟田秀文君)  皆さんおはようございます。議席番号3番、牟田秀文でございます。平成18年第1回みやき町議会定例会に従って、私はさきの通告書に従いまして御質問申し上げます。  まず、大きい1番として、高齢者、障害者、児童福祉の充実をとして、小さい1番、健康増進型複合施設整備について。小さい2番、障害者自立支援法施行に伴う障害福祉サービス事業について。大きい2番、活力ある農業振興対策として、小さい1番、食農教育推進による地域農産物の消費拡大を、小さい2番、話し合いを核とした集落営農の推進により地域農業の活性化を。大きい3番、通学路の安全対策は。小さい1番、中津隈千栗線の早期に歩道設置をということです。それから小さい2番、スクールバスの導入をでございます。  まず大きい1番、高齢者、障害者、児童福祉の充実をとして、小さい1番、健康増進型複合施設整備について。  20世紀では疾病に対する2次予防は早期発見、早期治療に主眼が置かれていましたが、これでは生活様式、価値観の多様化によるさまざまな町民のニーズに対応することが難しくなりました。そのため、21世紀では疾病に対する1次予防、健康の保持、増進への転換が必要であり、町民が有機的に利用できる複合施設の整備が必要になるわけですけれども、私はB&Gプールと併用したトレーニングルーム、サウナなどを整え、健康増進型複合施設に整備したら、そして第三セクターに委託したらと思うが、町長の見解をお伺いいたします。  小さい2番、障害者自立支援法施行に伴う障害福祉サービス事業についてお伺いします。  従来の支援費制度では対象とされていなかった精神障害の方も含めて、福祉サービスを一元化し、障害の種類にかかわらず、地域で自立して生活するために必要なサービスを平等に受けることができる、障害者の方の自立と共生の社会実現を目的とした障害者自立支援法が成立し、4月より実施されますが、この自立支援法は精神障害者の方を含め、より多くの人々が必要な支援を平等に受けられる、普通的な仕組みを構築するための大きな一歩と考えますが、特に応益負担制度の導入や障害を持つ利用者の一人一人にふさわしい適切なサービスを受けるための振り分けなどへの不安感や戸惑いによる不安の声が寄せられております。大きな制度の改革のそれぞれの自治体の福祉サービス状況により、その影響の度合いには大きな差がありましたが、この不安に対し早急に町独自の激変緩和措置を明らかにすべきであると考えますが、具体的な事業のあり方についての見解をお聞かせください。  大きい2として、活力ある農業の振興対策は。小さい1番、食農教育推進による地域農産物の消費拡大を。  我がみやき町の基幹産業は農業であります。農業の作付面積はやはり米、麦、大豆などが大半を占めておりますが、園芸ではトマト、アスパラ、イチゴなどがあります。今、食をめぐり信頼が揺らいでいるが、鳥インフルエンザ対策はようやく一段落したばかりだし、いわゆる狂牛病の発生は大きな不安をもたらしたわけで、また農薬の不適正使用や産地賞味期限などの表示をめぐる不信や遺伝子組み換え食品に対する不安感など、私たちの生命を支える食をめぐる根源的な基盤だけに、食の安全・安心の確保は不可欠の要請である。私たちが食の安全・安心を確保するとき、三つのアプローチがあると考えられます。一つは生産者サイドから安心・安全の対策、二つは消費者サイドからの対策、三つは監視や基準など行政対応の強化である。  地域の農産物を地域で消費することが地産地消で、自然条件に適した作物や作付は体系を選択して、適地適産し、その作物の持つ本来の生産を確保し、循環に無理のない栽培によってミネラル等の栄養バランスにすぐれた農産物が生育され、そして、最も適した時期につくられるしゅんの食物を食することは、私たち人々の体にも環境にも自然に適しております。また、生産者の生産意欲の向上や地域の確立に資する人の身体と、その人の住んでいる地域環境とは密接な関係があり、健康維持のためにはその人が住んでいる土地で生産されたしゅんの食物を食べなさいという教えこそ地産地消であり、生産者が自信を持ってつくったできたての農産物に手を加えて食物として食すること、消費者と生産者を結びつけ安心な作物を材料にして食することこそ、まさしく食の安全・安心の典型である。これまで食料生産供給して、朝市、青空市場などの促進、環境創造型農業の展開、米飯の学校給食の充実などを進めてきた。今後は生産から消費に至るまで、生産地の仕組みを積極的に取り入れ、消費と消費者の顔の見える環境をつくり上げていくことが必要である。そこで、農産物の直売所を通じて新鮮で安全なしゅんの農産物の供給拡大である、例えば道の駅など、一体整備を進める気はあるのかお伺いしたい。  小さい2番、話し合いを核とした集落営農の推進により地域農業の活性化を。  平成17年3月に閣議決定された新たな食料・農業・農村基本計画において、平成19年産から品目横断的経営安定対策を導入することが明かされました。この政策は、価格政策から所得政策への変換という、これまですべての農家を対象として品目毎の価格に講じていた対策を担い手に対象を絞り、経営全体に着目した対策に転換するもので、戦後の農政を根本から見直す法となるわけで、町をしてどのように指導していかれようと思っておられるか、お伺いしたい。基本的な考えでも結構です。きのうも同僚の2人の議員からも質問がされましたので。  それから、通学路の安全対策について。小さい1番、千栗中津隈線の早期歩道設置を、中津隈東尾間の歩道です。これは角度を変えた質問でございます。  この問題は、昨年12月一般質問で、ある議員の方から質問されました。そこで町長の答弁によると、現地を教育長と一緒に関係地区の区長さん方々、教育委員会、建設課と一緒に歩いてみますと、実際その通学路の中津隈から板部の間を歩いてみますと、よく大きな事故というか、いつとうとい人命が失われてもおかしくないような、非常に粗悪な環境であるということを痛切に感じたと答弁されました。そして教育長の答弁は、通学路の整備ができるまでバス通学を許可していきたいと思っています。現在豆津の子供たちがバスで通っております。中津隈の子供たちも距離的には短いのでありますが、保護者の皆様の理解もありまして、道路の整備ができるまで、バスの費用につきましては保護者負担でも結構だからバス通学を許可してくれという申し入れがあったから、教育委員会としては、非常に負担もかけますし不自由もかけますがバス通学を許可したと言われました。  そこでお伺いいたします。1)、中津隈の全小学生が対象なのか。そして2番目、いつとうとい人命が失われてもおかしくない通学路を、バス通学に許可して費用に補助がないのか。小さい2番、山間地にスクールバス導入を、犯罪対策閣僚会議で通学路での相次ぐ児童殺害事件を踏まえた緊急対策6項目を決める全国の小学校が対象で、このうち通学路の安全点検や防犯教室の開催、全国各地域での情報供給体制の構築の計3項目は、ことしの新学期に間に合うように実施され、児童の登下校時に路線バスを活用することによる通学時の安全確保も検討する。そして通学路を安全に保つため、各小学校に通学安全マップの作成を呼びかける。情報供給は学校やPTAなどの間で進める。こうした取り組みはボランティアなどの連携が欠かせないため、政府による国民の協力を呼びかけ、緊急対策に盛り込むとして、政府が市町村への財政支援も含め、路線バスに運行状況をスクールバスとしての活用対策を検討する、そして必要に応じた市町村への財政支援も要求して、予算措置の必要性を含めて考えるとしてあります。北茂安地区では、白石、皿山地区、中原地区では山田・香田地区からの登下校にスクールバス導入のお考えはないのか、お伺いしたいと思います。  以上で私の質問を終わります。あとは自席で再質問させていただきます。 32 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 33 ◯町長(末安伸之君)  通告第8号、3番牟田議員の御質問にお答えをいたします。  まず、高齢者、障害者、児童福祉の充実をと、2点御質問いただいておりますので、順を追って御回答を差し上げます。  まず、1点目の健康増進施設の整備についてという中で、B&Gの活用についての御意見、御提案をいただいているところでございます。現在、医療費の約4割が生活習慣病が占めると言われております。要因の一つとしては、高塩分とか高脂肪及び高カロリーの食生活にあるというのが言われておりまして、この対策の一つとして食事や運動等の日常の生活習慣を見直すことで、発病や進行を未然に防ぐことが可能であると言われております。  そこで、御質問があっているB&Gについては、その中で水泳というのは有酸素運動ですから、御承知のように有酸素運動は心拍数約90ぐらいで持続して運動すること、このことで非常に血管を強化するとか、身体機能の維持増進にはこの有酸素運動が非常に有効であるということは、医学的に既に立証をされているところであります。その一つとして、今、水泳というか、水中での運動療法、そしてまた、陸上で言うならジョギングや歩行、このことが一番効果的であるというふうに言われております。  そこで、実は私も健康づくりを大きな公約の一つとしておりますので、健康づくりを推進していくことで町財政についての負担、財政の健全化を図ろうということも掲げております。今、財政が非常に逼迫する中で、医療費が占めるウエートが大部分となってきておりますので、病気にならない町民の皆さんを多くつくっていくことで、町財政についての負担を軽減しようということを考えています。その一つとして、有酸素運動を多く取り入れた健康づくりをしていきたいというふうに思っていますので、一つは御指摘のようにB&Gを活用した新たな、健常者のみならず障害をお持ちの方、いわゆる陸上でのリハビリが負担となり関節疼痛なんかを来すような方でも、水中により負担を軽減することで運動機能が向上するということは、既にもう立証されています。  このことを踏まえまして、B&Gの利活用については民間のノウハウ、民間の知識や経営手法を参考にというか、ゆだねながら町民の皆さんの健康づくりとなるような新たな拠点としていきたいという考えを持っておりますので、行革の答申の中でもこのB&G等について答申をいただいておりますので、18年中に民間の方に対してアイデア等を募集していきたいと考えております。施設の運営管理のみならず、新たな健康施設としての拠点づくりと機能を持つ民間のアイデアを募ってみたいと考えているところでございます。  そのほかに、今年度から18年度に今予算をお願いしているのが、各地区で健康づくり推進員さんを委嘱して、各地区の実情、いわゆる生活習慣に応じた、コミュニティーに応じた健康づくりをしていただくために、健康づくり推進員さんを議会の予算を議決していただきましたら、直ちにその趣旨等についての御説明をし、18年度早い時期に委嘱できるように努めていきたいと思っているところでございます。  もう一つ、関連で申しますが、健康づくりについては常に申し上げています、人のため、社会のためになりながら、みずからの健康保持増進を図っていただきたいという趣旨のもと、公約を掲げていましたので、その一環として18年度は青少年サポートに特に力を入れるために、今、17年度中にサポーターの募集をしましたところ、既に 1,000名を超える方々の登録があっております。目標を18年度中 3,000名を設定し、その腕章を準備をしていきたいと思っています。このサポートについては登下校中の見守りだけではなく、一緒に歩きながら、子供さんと触れ合いながら、みずからの健康増進をしていただきたいという考え方を持っているところでございます。  以上のように、B&Gもひとつ新たな民間の知識等を活用しながら、拠点として活用をしていきたいという考えのもとで、ほかの事業と絡めながら、すべての事業を健康づくりというテーマのもとで施策の推進を図っていきたいと考えているところでございます。  2点目の、障害者自立支援法施行に伴う障害福祉サービスの事業についての御質問にお答えをいたします。  現在、身体、知的障害者に対しますサービス支援は、平成15年度から措置制度から支援制度へ移行し、障害者に対する福祉サービスに取り組んでおります。国においては、障害者の地域生活と就労をさらに進め自立を支援する観点から、これまで障害の種別ごとに異なる法律等に基づいて提供されてきました福祉サービス、公共負担医療費等について、共通の制度のもとで一元的に提供する新体系が構築をされ、障害者の自立と共生の地域社会づくりを実現するために、さきの国会で障害者自立支援法が昨年10月31日に成立をいたしました。自立支援医療関係は本年4月1日施行です。  また、障害者自立支援に関しましては、10月から新制度による障害者福祉サービスへの切りかわり、自立支援法の適用のもとに身体的、精神の各障害の種類にかかわらず、自立支援を目的とした共通の福祉サービスとして一元化されることとなっております。この法案については、先ほど御説明しましたとおり、障害者の福祉サービスを保護的なものから自立に向けた支援へ移行し、障害者の方が一部を除き、より働ける社会を目指していただくものであります。  そのほか、地域に存在する施設については3障害対応の施設、利用施設と規制緩和がなされるなどの構造改革がなされるもので、利用サービスにおいては支援の必要度合いに応じ公平にサービスが利用できるような基準などを明確にしていき、また、増大する福祉サービス費用に対して利用者が利用したサービスの量や所得に応じた公平な負担をいただき、この制度を継続的に支えていく仕組みを確立させていくこととなっております。その中での激変緩和ということでございますので、後ほどまた担当の方からでも詳細答弁をいたします。  3点目の、活力ある農業の振興対策はという御質問にお答えをいたします。  食農教育については、平成17年の6月10日に食育基本法が成立をいたし、同年7月15日に施行されました。この法律の趣旨についてはもう今さら申し上げることもありませんけれども、健全な食生活を実施、実践することができる人間を育てることを位置づけしているところでございます。その観点で地産地消の重要性、必要性についての認識もしているところでありまして、いわゆる食品が安全で安心して消費できることが健全な食生活の基礎であるということにかんがみまして、食品の安全性を初めとする食に関する幅広い情報の提供が行われなければならないと考えています。その点から生産者の顔が見える安心・安全、そして食べることができる地域農産物の消費拡大に取り組まなければならないと強く感じているところであります。よって、御質問の地産地消を促進させるべく、道の駅なるものを考えていないかという御質問にお答えをいたします。  昨日の大隈議員の御質問でもお答えをいたしましたが、道の駅というのはそもそも国土交通省の道路局所管でありまして、いわゆる主要幹線道路に駐車場、休憩所、その地域の情報を発信すること、いろんな文化、観光の情報提供、そういうものに対して国土交通省が道の駅という称号というか、名称を使っていいですよということで許可する事業です。ハード整備についてはすべてほとんど、特別な場合を除いてその自治体が負担してするものです。そのようなことで、その地域の産物の直売所とか情報発信の拠点というふうに解しております。  そこで、みやき町内には既に農産物の地産地消の直売所としては、中原校区がふるさと自由市場、北茂安校区は茂安朝市、三根校区は三根の朝市というのがありますので、現在ある産地直売所と連携をとりながら、新鮮な安全な、そして地元産品の提供を図っていただくとともに、町民の皆さんについての消費拡大について努力をしていきたいと考えております。  そこで、そのみやき町の拠点として、昨日御意見賜りました旧三根町が出資しました株式会社三根まちづくりが管理するショッピングセンターマインの施設や、または広場等をみやき町の農産物のみならず、みやき町の商工品の直売所として活用できないかという御意見をいただきましたので、本日の牟田議員の御意見とあわせて検討を加えまして、そういう方向で前向きに検討していきたいと考えております。よって、新たに道の駅を新規につくるということは、町の総合計画との整合性並びに財源調整が必要でありますので、現時点での優先性については早期にこの施設をつくるということは考えておりません。今ある産地直売所との連携を深めながら、町内にある公共的な施設を活用しながら、その御意見の趣旨にお答えをしていきたいと考えているところであります。  次に、話し合いを核とした集落営農の推進により地域農業の活性化をという御質問にお答えをいたします。  昨日も申し上げましたように、この集落営農については、今JA東部、いわゆる農協と連携をとりながら、その説明会等を開催しているところでございます。よって、今農協に対して申し入れをしておりますのが、行政でも農業振興に詳しい職員、いわゆるプロパーとしての資質を持つ職員を養成したいと、育成したいという観点から、農協の方に対して人材の交流の申し入れをいたしております。まず、職員を農協にも派遣しますし、農協から町の方にも派遣していただきながら、人事交流をしながら農協と行政が一体となった農業振興に努めていきたいという申し入れをしておりますが、まだ回答が来ておりません。ぜひともその趣旨について、農協サイドに理解をしていただき、一体となった取り組みができるように努力をしていきたいと思っているところでございます。  もとに戻ります。御質問に的確にお答えしていませんので、集落営農組織については、平成19年度から実施されます品目の横断的経営安定対策の担い手に位置づけされておりますので、先ほど申し上げたように、その組織に向けた集落説明をJA東部と一緒になって、今行っております。現在は支所ごとに集落営農推進の選出をしていただいております。今後につきましては、アンケート調査を昨年7月から10月にかけて三根地域、北茂安地域のそれぞれ推進協議会で行いましたので、まず三根校区分を1月の広報紙、北茂安校区分を2月の広報紙に掲載をさせていただいております。その中で、農業従事者の高齢者や後継者不足がこれからの農業経営を考える上で一番の問題であるというのがアンケート調査でわかっておりますので、いずれにしましても、先ほど申し上げたように農協、そしてまた生産組合等との連携というか、ひとつ組織の中での取り組みをしたいという考えの中で、今、農協に人事交流を申し入れているところでございます。  続いて、通学路の安全対策についての御質問にお答えをいたします。  まず、県道北茂安三田川線、中津隈から千栗の歩道設置の早期実現の御質問にお答えをいたします。  昨年の9月に中津隈のPTAの皆さんの会合に参加をさせていただき、その学童の通学路についての実情をお聞きしまして、数日後に、先ほど御意見があったように、教育長とか建設担当、地区のPTAの代表の方、区長さん、地区の議員と一緒になって現地を踏査してみました。大変よく大きな事故が起きなかったなということを感じ、早速そのことを踏まえ、県当局に要請活動に行きました。その結果、県としても迅速に対応をしていただく旨の御回答をいただきましたので、現在、中津隈の宮前信号の南側付近についての改良を、今年度中に今していただいております。それと、あと2カ所、中津隈と板部の境に非常にカーブがありまして、私も歩いてみたんですが、すぐ横を大きな大型トラックが通過をし、非常に恐怖感を覚えたところです。非常にそこの箇所が危険個所ということで、このことについても早速地元の議員、区長さんが交渉等をしていただきまして、地権者の内諾等もほぼとれておりますので、そのことで今県と協議をし、県としても対応していただく旨の御回答をいただいております。  まず、この全線改良について、佐賀県東部の中では国県道の中で一番整備率がおくれております。大変交通環境が悪い路線でありますので、昨年県の方に協議に行きましたところ、計画が白紙になっておりましたので、これを復活させるためには地元の強い協力体制が必要ということでありましたので、昨年その沿線関係の区長さん、そして議会の皆さんの代表を加えた中で県道北茂安三田川線の改良事業推進協議会を設立しまして、PTAの要望等、地区の要望等を踏まえた中で、この改良促進についての提案活動を行ったところでございます。  その結果、本年度、まずは5カ年計画で北茂安の東尾交差点の東西合わせて 300メートルの区間を整備していただくことを内諾を受け、今その測量説明会を終わりましたので、測量同意についても地元の区長さん、推進員さんの方がすべて同意については徴集できましたので、ただいま調査、測量、設計に着手していただいているところでございます。順調にいけば5カ年で東尾交差点の東西 300メートル区間の整備をしていただく予定。その次に、中津隈区間をするのか、白壁区間、石貝まで行くのかについては、また県と協議しなければなりません。  しかしながら、その5カ年で東尾交差点東西を改良工事する間に、中津隈板部区間の道路環境が悪いところについては、局所的な改良をしていただくことで、今その要請をしているところであり、その結果、さっき申し上げたように、宮前信号南側と板部中津隈の境の3カ所については、対応していただく旨の御回答をいただいておりますので、今後とも中津隈板部区間の全面的な改良工事についての提案活動、陳情活動を継続して続けていく所存であります。いずれにしましても、この推進協議会の皆さんの御協力をいただきながら、地元の切実な思いを県当局に伝えていきながら、事業促進に向けた努力をしていきたいと考えているところであります。  終わりに、山間部にスクールバス導入へという御質問にお答えをいたします。  さきの議会でも、昨年の議会でも、みやき町の交流促進を図るため、道路の整備等はもちろんのこと、巡回バスの導入をという御質問もありますし、議員の御意見のように、通学路の安全対策としてスクールバスの導入についての御質問をいただいております。その中でも御回答申し上げましたが、まずは通学時の安全対策に特に力を入れていきたいということで、昨年からまず通学路の再点検をさせました。通学路の再点検をする中で、白壁地区内にある通学路が非常に危険な場所でありましたので、これについては町道ではありませんでしたけど、いわゆる法定外の公共物でありましたけれども、通学路として整備を、今年度中に安全対策を講じることとしました。  そのほかに、教育長の方からまた答弁いたしますが、通学バスの許可とか、あとはまた通学路の変更とか、そういうものを含めて検討を加えています。それと、サポートする青少年サポートの皆さんによって見守りをしていただくようなことを今呼びかけましたところ、各地区で自主的に取り組んでいただいておりますので、18年度はそれを組織化して統一した行動計画を策定して実施していきたいと考えております。よって、スクールバス導入については、コミュニティーバス、みやき町全体のコミュニティーバス導入とあわせて検討をしていきたいと考えております。そのことについては、18年度中に導入をするか、しないかの判断をするための調査をさせていただきながら、住民の皆さんの検討会なるものを設置して、費用対効果を含めて、実施するならどの路線が、どの区間が、どの地域が優先的に取り組むべきかの適切な、的確な把握をし、判断をしていきたいという考え方を持っております。  以上、1回目の答弁にかえさせていただきます。あと、通学路の安全対策については教育長の方から答弁をお願いします。  以上です。 34 ◯議長(大石安弘君)  大坪教育長。 35 ◯教育長(大坪春美君)  失礼します。教育委員会の大坪です。よろしくお願いします。  昨日来、通学路、子供たちの安全対策については、もう前回の議会の中でもたくさん質問を受ける中で、本当に私自身も子供たちを取り巻く環境、この整備をとにかくする必要があるんだということを、強く昨日から感じております。その中で、まずスクールバス、それから地域に密着した子供たち、それから老人、障害者、住民、すべてを含んだ地域密着型のコミュニティーバス、そういったものと一体として今後町とともに考えていくことではないかと思っています。本来ならばスクールバスを全町回していただいた方が教育委員会としては本当に安全で安心と思いますが、それだけでもいかない部分がありますので、とりあえず今どう取り組むかということが大きな課題だとは思っております。  その中で、牟田議員から質問がありました中津隈校区の子供たちの件なんですが、これにつきましては、保護者会に十分話し合いをされて、学校とともに話し合いの中でバス通学はオーケーですよということを申し上げました。その中で、やはり豆津校区の24人の子供たちは自費でバスで来ております。だから、中津隈の子供さんたち、保護者の皆さんもやはりバスに関しては、保護者負担という形でしばらくお願いしたいということで話を投げかけておりました。やっぱり子供たちが1年生だから安心、6年生は事故に遭わないなんて思っておりませんので、あの通学路に行かれたら皆さん感じられると思います。一昨日も実はこういう質問があっておりましたので行きました。少しずつではありますが、通学路は整備されておりますが、まだまだ50センチ幅ぐらいしかない路肩しかありません。非常に危険だということは十分承知しています。だから、この校区に関しましては、ぜひバス通学を許可した方がいいと、私の方も判断しています。  ただ、その部分でバス代の部分が出てきますよね。だから、その辺ちょっと私たちも地区の保護者会でしっかり話し合いをなさってくださいと。例えば、うちの子はバスで、隣の子は歩いてということにならないように、その中津隈区の子供クラブの中で保護者でしっかり話し合いをされて、このバス通学に関しては検討を加えてくださいという形で実はここまで来ておりますが、その後、ちょっと話が私たちの方にも届いておりませんでした。もちろんそのことにつきましては、学校の方にも十分そういう形で中津隈の子供さんたちにはバス通学を許可しましたからということをお話ししています。そして、きょうに至っているところです。  そういったことで、やはりコミュニティーバス、地域に密着した地域密着型のバスがぜひ巡回バスと同時に、特に中原校区、三根の校区にはバスが走っていないところがたくさんありますので、その部分では町の方もよく検討していただいて、その中で子供たちの登下校に利用できるようなスクールバス、コミュニティーバスが利用されるようになればいいのかなと、強く私自身感じているところです。そういったことで、非常に環境整備は私も痛切に感じておりますので、よろしくお願いします。  以上です。 36 ◯議長(大石安弘君)  岡福祉課長。 37 ◯福祉課長(岡 武宏君)  それでは、障害者福祉に関しますお尋ねの部分について、補足説明をさせていただきます。  先ほど町長の方から障害者自立支援法の新しい移行に対します答弁をさせていただきましたけれども、この自立支援法に伴います障害者への福祉サービスについては、保護的福祉サービスから自立支援に向けた新たなサービスへ移行するというものでございまして、その中につきましては、現在も行われております施設サービス、また居宅でのサービスというものでございます。このサービスの内容が若干自立就労のための機能訓練とか、あるいは生活訓練などを取り入れた形でのサービスに変わっていくものでございます。  若干この制度への周知に対します不安感というものが、現在サービスを受けられている障害者の方に対しましても、大変不安がられている部分もあるかと思います。そういうことで、行政といたしましては、広報なり、またいろんな障害者の団体の方等を通じ、またいろんな障害者の関係の施設等で構成いたしておりますチャレンジネット、あるいはまたそのサービスを提供していただいておる施設の方でも、この新しい制度への移行について周知をお願いしているところでございます。  現在、みやき町の取り組みといたしましては、この支援法の施行に伴いまして、利用者に対します、先ほど御説明いたしましたように、制度の改正の周知、それから新しくこのサービスに対しましては、10月から対象者の区分認定の作業、あるいはそのための審査会の立ち上げ、相談窓口の取り組みと、そういう若干専門性を持つものについて、広域的な事業展開等も含めまして、現在検討を行っております。市町村で行います地域生活支援事業、また相談支援事業、そういうものにつきましても、現在市町村で行う事業になっておりますけれども、18年度におきましては、町の方で障害者福祉計画の策定に取り組むようにしております。その中で、障害者の代表の方等の意見も賜りまして、障害者自立支援の方向性を構築していく計画をしているところでございます。  お尋ねの支援緩和というものについてでございますけれども、この部分につきましても、今後この障害者計画の中でいろんな町としての新しい──新しいといいますか、サービスのメニュー等も明確になっていくかと思います。そういう議論の中で、この緩和策等も含めて検討をしていく予定としております。なお、この新体制への完全な移行につきましては、一部を除きましておおむね5年間で新体系への移行をするというふうなことになっておりますので、若干時間等も必要になってまいりますけれども、町といたしましても、この障害者、まず基本計画を策定し、町の新しい方向づけをさせていただきまして、このサービス等への取り組みに当たっていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 38 ◯議長(大石安弘君)  3番牟田秀文議員。 39 ◯3番(牟田秀文君)  2回目の質問に入りたいと思います。  まず、小さい1点目は大体理解いたしましたし、民間にゆだねながら健康の拠点として18年度中に民間に委嘱したい考えがありますということで、これ、調査するということでしょう。(「はい」と呼ぶ者あり)わかりました。1番はわかりました。  そして、2点目の障害者自立支援施行による福祉サービス事業について、障害者自立支援法が4月1日に開始し、身体・精神障害を一元化し、種別に関係なく福祉や公費負担医療などの格差解消とサービス水準の知能負担から応益負担にかわることは、当事者の家族の方々にとっては一番の不安ではないでしょうか。実施主体を市町村に一元化し、都道府県はこれをバックアップということであるが、自立支援が自立阻害にならないように、みやき町の力量が問われることになりますが、そこで5点についてお伺いします。  まず1点目に、新しく地域活動の支援センターはどこに置くのか。2番目に、現在みやき町内に身体的、知的、精神的に支援を受けておられる人数はどれくらいおられるのか。3番目に、温度差がある身体障害、知的障害、精神障害、3障害の統合をどのようにしていくのか、また、就労支援や就労継続についてどのように考えておられるのかをお伺いします。4点目に、自立支援のための計画策定に当たり、当事者の声の把握、法律の説明、周知の方法はどのようにされたのか、また、やっていこうと考えておられるのか。多分4月1日からだからもうやられたと思いますけれども。それと5番目に、市町村審査会の委員定数に係る基準は当該市町村申請におおむね5人の者によって構成させる合議体を必要な数を設置することができる委員数とすることになっているが、どのような方々がなっておられるのかをお伺いしたいと思います。  以上、5点お伺いします。
    40 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 41 ◯町長(末安伸之君)  まず、B&Gについて、私の答弁が不十分で申しわけありません。18年度中に民間に委託ということは申し上げておりません。18年度中に民間の提案をいただきたいと、提案をもとに公設運営でするにしても民間の提案をもとに事業化するのか、また、将来的には民間にゆだねた方がより事業促進ができるのかという点を含めて検討したいということです。私としては行革でも答申いただいていますので、将来的には直営、直接職員を配置するまでもなく、民間のやはり専門的な知識とか、技術を持った人を配置した方が、より健康づくりの増進の拠点としての利活用ができるというふうな考え方を持っております。ですから、結論から言って18年度中にまず民間の提案を求めていきたいし、それをもとに将来の移行時期等についての検討材料としたいということで御回答を差し上げたつもりでしたので、補足をさせていただきたいと思っております。  2点目の御質問については福祉課長の方から答弁をいたします。 42 ◯議長(大石安弘君)  岡福祉課長。 43 ◯福祉課長(岡 武宏君)  2回目のお尋ねの地域活動支援センターについてでございます。  この地域活動支援センターについては、一般的には地域活動支援センター事業ということで、市町村が行います地域生活支援事業の中の一つとなっております。そういうことで、お尋ねの地域活動支援センターについてはどこに置くかということでございますけれども、このいわゆる地域活動支援センター事業というものについてでございますが、内容といたしましては身体、あるいは知的障害者の方たちの一般的な、現在あります小規模作業所におきます創作的活動や生産活動の機会などが想定をされております。よって、この小規模作業所等が今後生産の活動、あるいは障害者の社会との交流の場という役目を持たせる施設として整備をするということになっております。  町といたしましても、この地域活動支援センター事業というものへの取り組みが今後出てくると思いますけれども、場所的にどこにするかということについては、今後の課題となっておりますし、先ほど私が御説明いたしておりますように、大まかに想定されるものといたしましては、現在あります作業所ですね、授産施設とか作業所、そういうふうなところが今後こういう目的を持った施設として、センター事業を町として委託をしていくという形になっていくものというふうに理解をしております。  それから、現在の支援費の対象者数ということでございますけれども、支援費制度、それが自立支援法に移行するわけでございますけれども、現在のところ想定しております人数といたしましては、全体で 117名の方が現在支援費制度の対象になっていただいておりますので、その方が随時移行していくものというふうに思っております。  それから、計画の策定ということでございますけれども、先ほど御説明いたしましたように、障害者の福祉計画を18年度策定する計画をしております。それに当たりましては、策定の委員さんの構成といたしましては、現在のところ、これは案でございますが、議会の代表の方、関係行政機関の方、障害者の施設の関係者の方、それから学識経験者、それから各種障害をお持ちの保護者の方とか、そういう組織の代表の方なども含めて、15名の策定委員さんでこの策定委員会を構成をしていただき、広く意見を聞き、障害者の自立に向けた計画を策定していく予定としております。当然、策定後にはこの計画をまとめた報告書をつくりますけれども、その計画の内容につきましては、民生委員さんを初め議会の皆さん、それから地域全体の広報等もしていきたいというふうに思っております。  特に今回移行に当たりましては、若干国の法の成立等も議論をされておりましたけれども、期間的に若干ずれがありまして、周知する期間もございませんでしたので、町といたしましては、この自立支援法の移行に関します必要最小部分でございますけれども、広報等に掲載をさせていただいて、負担の部分とか、そういうものについても周知を図らせていただいているところでございます。  それから、障害者におきます温度差というものについてでございますけれども、現在、町では身体障害者のサービス、施設、居宅も含めて、それから知的の施設サービス、居宅サービスについて対応しております。精神の障害者をお持ちの方のサービスについては、町でする分と、現在医療等につきましては、県の方でやっておりまして、この居宅サービス等の部分については今後、先ほど言いましたように一元化をされますので、市町村でそのサービスの体系をつくるようになっております。  当然身体、また知的の障害者の方に対します施設サービス等については、御存じのように各地で施設が整備されておりますけれども、精神の方の施設サービス等については若干おくれているようでございますので、この部分については今後対応について、これは町独自での対応というのも考えられますけれども、利用者の状況なりを含めて、今後全体的な考え方でこの施設サービスについて、今後施設サービスを行われる事業所において検討をしていただきたいというふうに思っております。  それから、就労移行の支援ということでございますけれども、就労につきましては、現在施設サービス、それから居宅サービスということで、保護的なサービスでございました。この自立支援法が施行になりますと、この障害者の方についてもただの一般的な生活でのサービス、そういう部分についてもやっぱり障害者の方が外に出て幾らかでも働きたいとか、何か作業をしたいとか、あるいはまたこのサービスのほかに自分で何とか生活ができんだろうかというふうな、いろんなお持ちの障害者もございますので、そういう方に対します支援を行っていく形になってまいります。  そういうことで、就労支援につきましては、当然いろんな、例えば会社で働きたいという障害者の御希望、お気持ちがある方については、いろんな技術的なことを身につける必要もあるかと思います。そういうことで、そういうふうな支援の場というものを今後つくっていく形になっていくのかなというふうに思っております。  町といたしましても、この事業所への就労の促進とか、あるいは作業、あるいは実習と、そういう場についても今後相談の窓口、あるいは企業の方、事業所の方へのそういう対応をお願いすることで、行政の持つ役割を賄っていくというふうなことに努力が求められているものというふうに認識をしておりますので、今後いろんな部分については、状況に応じて対応していくようにしております。  それから、市町村審査会についてのお尋ねでございますけれども、これにつきましては、自立支援法の第15条で市町村の審査会の設置についてうたわれておりまして、障害者の方への介護給付の支給の適否、あるいは障害者の障害程度区分に関する審査判定などを行う機関として設けることになっております。この審査会につきましては、先ほど私、説明の中でも御説明いたしましたけれども、保健の分野、あるいは福祉の分野に関しまして、学識経験者から町長が任命するということになっておりますけれども、この障害者の方の障害区分、あるいは介護給付費の支給などにつきましては、専門的、また医療分野など特殊性が強いということもありまして、1市町村での設置というのが果たして可能かどうかという部分についても検討する必要があるわけでございますけれども、現在のところでは御存じのように、高齢者の介護関係につきましても、1市町村ではなく広域市町村圏の中でやっておりますので、この部分についても若干専門性を持つ学識経験者の方等の人数の確保とか、そういうものもございますので、現在のところでは鳥栖の広域の介護保険組合を構成する市町村、そういう中で広域的に設置ができないかというところを、現在検討を行っているというところでございます。  以上でございます。 44 ◯議長(大石安弘君)  3番牟田秀文議員。 45 ◯3番(牟田秀文君)  1番目はわかりました。そして、新しく地域活動支援センターは作業所、今後の課題として町として委託していくというようなことで、2番目もわかりました。全体は 117名ということでございますね。  3番目でちょっとお伺いいたしますけれども、ことし4月から障害者自立支援法が施行されますが、障害者年金しか収入がないのに、自己負担を強いるのかなどの議論もありますが、就労支援を本格的に強化するという点は、法の中身は別として期待するものですが、障害を持つ人が仕事について賃金を得、仕事を続けられるように、障害者当事者を支える人をジョブコーチといいます。これは、ジョブコーチは仕事を探したり、就職試験、採用決定前後の大事な時期を支え、仕事になれるまで一緒に仕事を覚えることを助けてくれるジョブコーチは、働けるようになるまでに効果的で特に知的や精神の障害の割合としても重要と聞き及んでいるわけで、障害があっても、いわゆる健常者よりすばらしい仕事ができる人も少なくないわけで、ジョブコーチによってその人に合った仕事に出会い、仕事のやり方を身につけ、働き続けることが可能となるわけで、障害のある人たちが働けることで自己表現ができ、働いて自分で稼ぐ喜びを感じられることは何事にもかえられないわけで、ジョブコーチを整えて、障害者であっても働ける人が行き交う町に、みやき町に考える気はあるのか、町長にお伺いしたい。 46 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 47 ◯町長(末安伸之君)  まず、専門的な方を配置する考えはありませんが、今の福祉課サイドの中でも新たなニーズに対応するため、包括支援センターを18年度から設置いたしますので、この中に専門的な資格等を有する職員も配置いたします。その中で養成をしていき、その御期待にお答えしていきたいと考えております。 48 ◯議長(大石安弘君)  3番牟田秀文議員。 49 ◯3番(牟田秀文君)  大きい2番目の活力ある農業対策についてですが、もう時間がございませんのでさらっといきます。  地産地消の件ですけれども、きょう佐賀新聞に朝、「野菜の旬情報を栄養士に」ということで、「鳥栖・三養基地区の農協や青果物出荷所が学校栄養士に定期的に野菜の旬を知らせる「旬通信」を発行する。天候変化により収穫量が変化する農作物の成育状況を事前に知らせることで、学校給食の献立作りに反映したい」という、これがまさしく地産地消でございます。  そして、既にJAでも地産地消生き生き運動等を実行している各地で特産物、グループも活発な活動展開をされているわけで、食べる人の近くでつくる産地と、近くでつくられるものを食べる地消は、地域の安全と安心を支える農と食との連携し、つくる人と食べる人の生命と健康は守られる。まさしく相互依存と共生の環境システムではないでしょうかということです。そして、これが地域の自立につながることを期待したいが、具体的に地産農産物のPR、消費拡大はどのようになされているのか、お伺いしたいと思います。  それから集落営農は、これについては昨日も同僚議員からるる質問があっていましたので大体わかりましたけれども、19年度後、5年後にはこれは法人化するということですけれども、私が危惧することは、法人化すればすべてが解決するという思い込みから、法人化自体が集落営農の目的となってしまうことです。集落営農の継続性、言いかえれば地域農業経営の継続性を確保することが目的であり、それを推進するための結果として組織体制が法人形態となったということであれば、組織を法人化しても、その基盤は危ういものでないと思うわけで、また集落営農の継続性を確保するためには、地域農産物の会の拡大が必要であり、それをいかにして実現していくか、集落のみんなで考えて実践していくのが集落営農の基本的なスタンスと思います。今、国において農業の構造改革を進める切り札として農業法人化が脚光を浴びており、法人化は必要だと思いますが、基本的なスタンスを忘れずに取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  以上の2点をお伺いいたします。 50 ◯議長(大石安弘君)  中山事業部長。 51 ◯事業部長(中山武文君)  地産地消の件につきましては、現在米飯給食の中で炊飯する施設があるところについては非常にやりやすいんですが、委託炊飯の場合は他の産地の分と混合するというようなことがございまして、なかなかきちっとした連携体制をとらないとできないようなふうになってございます。幸い本町の場合は給食センター等ができておりますので、そういった点で十分活用できるかと思います。  それから、野菜とかそういったものについても重要な産地がございますし、それを学校給食、あるいは普通の家庭にも使えるような仕組みが大事だと思います。これは、町内の販売店等で販売するにいたしましても、一定の安定した供給が必要でございます。そういった組織体制をつくらないとなかなかできませんし、学校給食に使うに当たっても、一定の品目、一定の数量を安定して供給する必要がありますので、御質問の中にもありましたように、特産品のグループですね、こういったものができ上がって初めてそういった地産地消が永続的に続くものと思いますので、今後農業団体、あるいは生産者の団体と、そういったことの組織ができるような打ち合わせ協議を進めたいと思っております。  それから、農業関係での法人化が問題だということでございますが、まさしくただいま言われますように、法人化することが目的であってはならないと思います。こういう時代だから集落営農ということを始めにつくって、本当に真に農業経営ができる体制をつくるための法人化でなくてはならんと思います。したがいまして、方針としては個人的な営農についての助成措置が非常に厳しくなります。まさしく集落営農と企業化、法人化に対してのそういった支援措置ができるようになります。支援措置の制度に移行しますので、これは行政ももちろんでございますが、農業団体、実際農業を経営される方がそういった自覚をお互いに持って、今後どうしていくかということを真に関係集落の中できちっとした話し合いをして、法人化をするためが目的ではないということをきちっとお互い理解して、その方向、目的に向かっていく必要があると思います。そのために、現在JAさが東部と支所単位でそういった説明会を行っているところです。  そういった中で、非常に早くそのことを理解されて取り組みを進められているところもございます。これはみやき町に限らず、今後農業関係に携わるものとして、ますます強くなると思いますので、ひいては国際競争力といいましょうか、そういった面につながっておりますので、十分な協議と十分な関係団体の連携が必要だと思っておりますので、そういった意味で今後関係団体と連携をとりながら、十分な協議を進めていきたいと思っております。 52 ◯議長(大石安弘君)  お諮りします。ただいま3番牟田秀文議員の質問の途中でありますが、休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 53 ◯議長(大石安弘君)  異議なしと認め、休憩します。なお、再開を13時とします。                 午前11時56分 休憩                 午後1時   再開 54 ◯議長(大石安弘君)  休会中の本会議をただいまより再開いたします。  3番牟田秀文議員。 55 ◯3番(牟田秀文君)  2回目の質問に入ります。  建設の面では大まかにわかりました。  通学路の安全対策の方で、先ほど教育長の答弁によりますと、豆津地区もバスを許可しておりますが、交通費は一切もらっていませんと。この豆津地区と今回の中津隈からの許可は、根本的に私は違うと思っております。これは、豆津からは、たしか子供さんが距離が遠いからかわいそうだから、バス許可をお願いしますというような話を聞いておりましたし、今回の場合は、いつとうとい人命が失われてもおかしくない通学路ということで言われておりますし、これは、確かに私はバス許可をすれば補助は必ずしなくちゃいけないと思うわけです。そして、先ほど中津隈の子供さんたちが全部対象なのかという質問をいたしましたところ、そこら辺がまだはっきりしなかったので、再度そこら辺を全体的に、全小学生が対象なのか。恐らく、そうしないと、今いわゆる学校で集団登校、下校があっておりますけれども、一部の方ってなると大変大きな問題が出てくるんじゃないかというふうに考えております。  それから、これは関連質問なんですけれども、危険通学道路として、白壁地区の区長さんから、それから交通指導員の方からの強い要望で、スクールゾーンか時間帯による専用道路にならないかという。この道路は土地改良のときにできたその他の町道で、路線番号が43番、下宮白壁線で全長 111メートル、幅員が4メートルという道路でありますけれども、車が通るたびに、子供さんがその車をよけるために田んぼにはいらなくちゃいかんと。よけて、田んぼに入って車よけていると。早急に解決策をお願いしたいというようなことを言われました。これは、場所は白石大島線の通瀬橋から北に50メートルほど上った右側のクランク状の道路です。これ、どうにかならないかということで、強い要望でございますけれども、答弁をお願いします。  それから、山間地のスクールバスということで、これは旧北茂安区においては、白石皿山ということでございます。これは選挙期間中も随分足を運んで、近くの人の切実なる希望でございます。これは、ゴルフ場の下のところに区画整理した30軒ぐらいの家がありますけれども、60歳ぐらいの方の御意見でございました。  私は、ここに家を建てて10数年なるけれども、子供を連れてこられんと。どうしてかというと、孫が小学生で2年生と5年生がおると。しかし、通学が今こういう時代で、登下校がどうしても親が不安でこちらに来れないと。どうにかならないのかと。私はそれとか、皿山地区の方から、もう二、三件言われました。通学にどうしてもスクールバスを、巡回バスでもいいけれども、その前にスクールバスをどうかしてでも通していただけないだろうかと。私は、これは民間会社にでも委託すればできることじゃないかと。  そして、これを、現在上峰地区でスクール福祉バスということでやっています。私は、そういう環境整備ができたからか何か知りませんけれども、今度の中原小学生の新入生が73人、人口が 8,900人。北茂安が、新入学生が82人、人口が1万 1,000人。上峰の新規生は 137人、人口が約 9,000人です。私は、そういった住みやすい環境、そういう福祉スクールバス等々もあって、若い人たちが、世代が住みやすい町づくりということで上峰地区に来られたから、こういう結果が出ているんじゃないかというような考えを持っております。中原地区においては香田、あるいは山田地区、それから三根地区においては、土井外、坂口あたりは学校まで来るのに県をまたがってこなくちゃならないというようなこともあります。天建寺橋の先は、中間は福岡県なんです。そういったものを踏まえて、スクールバスをぜひとも民間に委託してでもお願いしたいと思いますけれども、その辺、町長にお伺いいたします。教育長がおられませんので、よろしくお願いします。 56 ◯議長(大石安弘君)  諸隈教育委員会事務局長。 57 ◯教育委員会事務局長(諸隈則正君)  質問に答えさせていただきます。  まず、中津隈の学童の対象範囲でございますけれども、中津隈西、中津隈東とございますけれども、中津隈西が全体で、中津隈東は一部でございます。  それから、当分の間、路線バスの通学を許可しておりますけれども、利用については、集団での利用を父兄、PTAにお願いしているところでございます。  それから、費用については、町補助は考えておりません。  それから、スクールバス関係でございますけれども、町長が以前から申しておりますけれども、町全体でのコミュニティーバスの中で検討させていただきたいと思います。 58 ◯議長(大石安弘君)  森園学校教育課長。 59 ◯学校教育課長(森園啓介君)  白壁区の通瀬橋の北側の通学路の件でございますが、小学校から約 500メートルのうちにある道路でございます。私も現地に行きまして現状を見ましたけど、やはり朝の通学時に子供たちがかなり通学してくるということで、その時間帯に車が北の方から通瀬橋の信号の方に出るというような状況を見ました。そこの中で、地区の地元の方だったと思いますけど、朝、ちょうどそ交差点のところに立って、一応そういった車が来ているのとに、こちらの方はちょっと遠慮してくださいといいますか、そういった指導はなさっていたようでございます。そういうような状況でございます。 500メートル以内ということでございますので、スクールゾーンの指定はできると思います。そういったことで学校関係、それから町当局の交通安全部局とも協議をして、スクールゾーンの設定ができるか、もう一回確認をしたいと思います。  それと、今、中原校区では、ちょうど34号線の六兵衛山交差点ですか、あれから南の方に至る区間、あそこも約 100メートルほどなんですけど、あそこも通学路になっています。あそこも幅員が狭いわけですが、その間につきましても、やっぱり、子供たちが朝通学する時間帯、その時間帯、7時半くらいから8時半くらいだったと思うんですけど、その時間は車の進入を御遠慮くださいというような立て看板が掲げてありました。それは、交通安全対策協議会と、それからPTAの連盟でそういった看板を掲げてありましたので、そういった抑止力といいますか、そういう部分で対応できればというような考えを持っております。  以上です。 60 ◯議長(大石安弘君)  3番牟田秀文議員。 61 ◯3番(牟田秀文君)  これ、全体的にあれですけれども、中津隈西は全部許可し、中津隈東は一部を許可するということでございますけれども、これは集団登校をする場合、小学校低学年の方々が通学の金が要るから、負担がかかるから、歩いていくと。その上の方々、学年年長の方々は、じゃバスで行くから、許可をもらってそれで行くというようなことも出てくるわけですよね。当然出てくると思います。そういったときにはどのように考えておられるのか。  そしてまあ3回目ですからもう最後ですけれども。  子は国の宝であり、みやき町の宝であります。みやき町を担う子供たちに先行投資してでも、私は町民の方々は納得されると思います、そういう負担に対しては。ぜひ負担すべきと思いますけれども、最後になりますけれども、御意見をお聞かせください。 62 ◯議長(大石安弘君)  諸隈教育委員会事務局長。 63 ◯教育委員会事務局長(諸隈則正君)  通学については、集団でということを念を押して確認しておりますけれども、そういうばらばらの方向にされては、父兄も困ると思います。でございますので、集団でバス通学ならバス通学をさせていただきたい。隣は徒歩で行って、隣はバス通学というわけにはいきませんので、集団で登校を必ずしていただきますよう、お願いしているところでございます。 64 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 65 ◯町長(末安伸之君)  今、既定のバス路線でのバス通学ですので、その補助金については考えておりません。  いずれにしましても、コミュニティーバスというか、全国の今情報収集をしているんですが、各路線バスの廃止に伴って、町が直接自治体で委託して路線バスを運行しているところもあります。しかし、やはりどうしても利用者が少ないということで、市町村の持ち出しが多いという中で、今コミュニティー、いわゆる相乗りタクシー、ジャンボタクシーをタクシー会社から借り上げてそれを運行しているケースがございます。例えば、15,000千円市が持ち出していたのが 1,000千円に削減できたという例もあります。これは、このやり方については、その地区の方々も1世帯当たり 630円ぐらい拠出して、そして乗り合いタクシーをタクシー会社に委託をして、行政も当然入りますけれども、そのことで利用率が非常に上がったと。バス停じゃなくて、もう家のそばでも乗り降りできるというようなことされています。  ちょっと、質問とは変わりましたけど、中津隈だけとかに補助することは私は適切ではないと思っています。みやき町全体の学童の一安全確保という視点から、あわせて地域のコミュニティー的な公共機関の確保という視点から18年度という検討を加えますので、その中で整理をさせていただきたいと考えております。(発言する者あり)  安全対策ができるまで、今バスの通学について特に許可をしたところでありますので、その間について、中津隈だけじゃなくて、まだ安全ではないところも見受けられます。ただ、中津隈の場合がバス路線ということで今のバスを利用されておりますけれども、御指摘のように、白石とか皿山、または中原で山田とか香田とか、三根の方でもたくさんございます。その意味から、そこだけに対して補助という制度は考えておりません。 66 ◯議長(大石安弘君)  以上をもちまして、通告第8号によります3番牟田秀文議員の一般質問を終わります。  通告第9号によりまして、15番古賀秀實議員の御登壇を願います。15番古賀秀實議員。 67 ◯15番(古賀秀實君)  通告9号によりまして、ただいまよりみやき町総合計画について一般質問を行います。  新町建設計画の策定については、市町村合併の特例に関する法律第3条第1項において、市町村の合併を必要とする市町村は、地方自治法第 252条の2第1項の規定により、合併市町村の建設に関する基本的な計画の作成、その他市町村の合併に関する協議を行う協議会を行うものとすると規定されていることから、合併協議会で策定するものであり、合併協議項目の一つになって策定されたものであります。
     新町建設計画は、中原町、北茂安町、三根町が合意した合併後の地域のビジョンであり、このビジョンを住民に示し、このビジョンによって3町の議会は合併の賛否を判断することになる、いわば合併の意思を決定する際の前提となるものであります。したがって、合併後の新町は、3町が描いた将来像を目標に、新町建設計画に掲げられた各種の施策を推進する責務があると思うのであります。  また、この計画は、合併後の新町マスタープランともなるべきもので、その主要事業について、3町の新町建設計画並びに国、県、鳥栖広域市町村の計画との整合性を踏まえつつ、新町の一体性を助成する事業などを加えたものとするとともに、地域の将来ビジョンとして、合併後の新町が策定する総合計画の基礎となることを踏まえて策定されたものであります。  今後、新町が策定する総合計画の基礎として留意すべき点といたしましては、単にハード面の整備だけでなく、ソフト面にも配慮した計画、また合併後の新町の建設に資する事業を選定し、合理的で健全な財政運営に裏づけされた着実な計画をするとともに、旧町意識を解消し、新町の建設を進めるための推進基盤を確立しなければならないと思うのであります。  さらに、新町建設計画の実施を通じて、地域全体のレベルアップを実現し、地域住民の生活水準、文化水準を高め、地域の特性を生かし、バランスのとれた振興整備等の方向が示される計画をしなければならないと思うのであります。このような計画を着実に推進していくためには、先ほども申しましたとおり、財源の効果的な活用を図りながら、住民の一人一人にとってそれぞれの満足度を充足した質の高い行政サービスを、重点的、総合的に実施していくことが必要と思うのであります。  計画を実施していく中で、住民の皆さんが豊かさやゆとりを実感できる魅力ある地域社会をつくっていかなければなりません。こうした地域づくりは、人々が人生や暮らしの充実感、満足感を求め、意欲的に行動していくことであり、相互信頼のもとに、住民が協力し合って地域課題の解決に当たる、つまり、みんなのことはみんなで協力に取り組んでいるという地域社会の原点へ立ち返って行動していくことでもあります。地域づくりの過程で、直面するさまざまな困難をともに克服することにより、大きな達成感と経験を得ることができ、これが人をつくり、未来をつくる原動力となるのであります。  みやき町には、美しい町土、多彩な歴史、文化、伝統、心豊かな町民性など、これからの時代に誇り得る大きな財産がしっかりと継承されており、町民一人一人の意思と行動により、未来を開く大きな可能性があると思うのであります。この計画は、単に町の行政運営の方針だけでなく、町民一人一人が地域で活動する指針となると期待をするものであります。21世紀にみやき町に暮らす人々が、豊かさやゆとりを実感できるような地域社会を目指し、町民みんなでこの計画を推進していかなければならないと思うものであります。  現在までの計画策定は、行政内部で計画案をつくり、それを一部有識者で構成される審議会で審議され、議会に諮るというものであります。しかしながら、行政が作成した計画案を審議会が答申するという既存のスタイルでは、計画案が成果品として受け取られがちで、また審議会構成、団体代表者の個人的見解が重要視され、団体構成員個人の意見が反映されにくい面があり、新たな提案を取り入れることには難しい部分があったと思うのであります。また、行政のみでつくった計画ならば、町長がかわると方針が変わるため、計画期間の途中であっても計画が変わり得るのであります。  総合計画とは、住民のために町の基本的な方向を定めた計画であって、簡単に変えてはならないものであります。そこで、今までのようにでき上がったものを検討するのではなく、白紙の段階から地域住民が参加し、自分たちの町をどのようにしたいのかをみんなで、お互いに、お互いの利害を超えて語り合うことが重要だと思うのであります。住民のための計画を、住民みずからがつくるとならば、何人たりとも簡単に変えられないと判断するものであります。ただし、昨今の厳しい社会情勢の中で、総合計画を 100%実行することは容易ではないことが予測されることから、新町建設計画でも触れているように、住民と職員とのふだんからの心のつながりや行政内部でも横のつながりを密にし、絵にかいたもちにならぬよう、総合計画の策定をし、合併してよかったと、みやき町になってよかった、みやき町に住んでよかった、また、住みたいと言われるような町民の声を最大限に反映していただき、みやき町総合計画を作成していただくことを最後にお願い申し上げ、質問をさせていただきます。  1といたしまして、総合計画の進捗状況について。2といたしまして、総合計画と新町建設計画の整合性と具体策について。  以上、1回目の質問を終わります。 68 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 69 ◯町長(末安伸之君)  通告第9号、15番古賀議員の御質問にお答えをいたします。  みやき町総合計画の中で、まず総合計画の進捗状況について御回答申し上げます。  総合計画の進捗状況ですが、さきの補正予算審議の折にも御説明しましたが、総合計画審議会の開催については、3月29日に審議会を開催する予定でございます。  さて、現在までの進捗状況を時系列的に御説明を申し上げます。  昨年7月、8月、9月の3回、総合計画の幹事会を開催し、総合計画の策定における補助的役割を委託する業者選定作業を行いました。それから、10月中旬より11月上旬にかけて、住民の皆さんに総合計画のアンケート調査を実施しました。時期同じくして職員対象の総合計画のアンケートも実施をいたしました。次に、12月上旬から行政各課においての事業を行う際の現状と課題についての調査、協議をいたしました。さらに、ことし1月中旬に、町内の各種団体に対しての懇話会をお願いしました。この懇談会は産業関係、コミュニティー関係、教育関係、保健福祉関係の四つに分類をし、それぞれに関連する団体に参加を呼びかけ、28団体の御参加をいただき、4日間にかけて各団体が抱える現状と課題、そして今後の町づくりに関しての御意見と御提案をいただいたところであります。  さらに、1月下旬より行政職員を対象としたワーキングショップを3回にわたり開催しました。このワーキングショップは、これまでに一方的な知識伝達の形式ではなくて、参加者がみずから参加体験をし、集団同士の意見交換を行い、相乗作用を生み出して、参加者全員が主役となって、創造性豊かな提案が期待できますし、また全員で問題解決に当たる協調性が生まれる新しい協議の方法でございます。  延べ3回にわたる作業内容は、一つは住民の行政に対する期待は何か。二つ目に、みやき町の町づくりの資源を考えること。三つ目に、みやき町の将来像。四つ目に、みやき町で取り組みたい事業について。職員の代表21名で実施をいたしました。これらの一連の前作業が2月27日に全部終了しましたので、今現在、総合計画の基本構想部分について、月末の審議会に御提案するための精査作業を行っているところであります。  以上が現在までの進捗状況であります。  2点目の総合計画と新町建設計画の整合性と具体策についてのお尋ねにお答えをします。  御意見のように、総合計画と新町建設計画の二つの計画は、お互いの整合性と協調性を図る必要がございます。現在策定中の総合計画は、合併協議会において作成されました新町建設計画を基本として策定することといたしております。  新町建設計画は、旧3町議会にて承認されたものであり、最大限尊重しなければなりませんし、万が一変更する場合には、あらかじめ県との協議を行い、その後議会の御承認をいただかなければ変更できない重要な計画であります。よって、現在策定中の総合計画も、この新町建設計画を最大限尊重し、基本としてその計画実現に向けての実施計画になると考えております。  また、御質問の具体策としては、18年度に策定いたします総合計画の基本計画部門において、その道筋をつけていくことになると思っております。  以上、1回目の御質問にお答えを終わります。 70 ◯議長(大石安弘君)  15番古賀秀實議員。 71 ◯15番(古賀秀實君)  ただいまより2回目に入ります。  この総合計画には、その施策の柱はあっても屋根がないとよく言われております。そういうことで、我が町のこの総合計画については、柱と屋根とかわらまでふせるようなすばらしい計画にしていただきたい。これを最初にお願いしておきます。  それから、審議会が1回も開かれなかったというようなことで今報告がございました。たしか、この審議会の予算が、報酬が当初予算、17年度の6月定例議会によって組まれております。それからもう既に1年がたっておるところでございます。そういう中で、今回の3月の補正予算の中で、報酬額がたしか減額されておったかなと思っているところでございます。そういう中におきまして、この1年間、審議会が1回も開催されなかったと、予算は組みながら開催されなかったというようなことについて、一つ、もう一回御答弁をお願いいたしたいと思います。  さきの補正予算の中におきまして、課長が、ある4番議員の質問であったかと思いますが、審議会が開かれなかったことに対しては申しわけないというような答弁もいただいているところでございますので、開く予定であっても開かれなかったということは、怠慢であったというように私には聞こえましたので、その辺をひとつはっきりと、怠慢であったのか、どうしても開く期間がなかったのか。しかし、1年間の、やはり当初予算に、審議会の報酬を組んだ中において1年間もされなかったというのが、ちょっと私としては納得がいかないというようなところで、もう一回答弁をお願いしたいと思います。  それから、2番目といたしまして、新町建設計画の優先順位と申しますか、今度の総合計画をされるに当たりまして、やはり優先順位というものが出てくると思います。この優先順位につきましては、今何をやりたいかではなくして、今何をやらなければならないかというようなことをまず考えたときに、やはり合併どきに新町計画の基本目標が設定されたわけですから、総合計画にどのように反映し、施策を優先していくのかというようなことで、まず優先順位についてお伺いするものであります。  それから、地区懇談会という中で、現在、この総合計画の中で懇談会も開き、28団体、4日間の中で皆さんの御意見を賜ったというようなことでございます。しかし、この懇談会というものは、いろいろと要望等、また施策に反映するような懇談会であったろうと思うわけであります。そのための地区懇談会であったと思うわけですけど、ただ、この懇談会をされても、要望等をまず出席者から伺うわけですけれども、この議論はするが一度もその答えが返ってこない。そして、返ってくるものの答弁としては、できるものについての答弁。まあ、それはできるものについては答弁はしやすいわけですね。しかし、できないものについての答弁というものが、やはり返答がないというような中で、よく懇談会のあった後の結果論としてよくお聞きするわけです。やはり、今後はできなかったものについてのやはり返答はなかなかしにくいものであります。しかしながら、勇気を持って、財政面、緊急度、重要度についてよく検討をして、どうしてできないというようなこともはっきり答弁を返していただくような方法を今度懇談会の中でされる、今からもされると思いますけれども、そういう面についても、ひとつ御答弁を必ず返してやると、聞かれたらこうであるということを言っていただく、こういう懇談会にしていただきたいと思うのであります。  それから、マニフェストと総合計画についてでございますけれども、この総合計画とマニフェスト、町長の公約の関係でございますけれども、これは法に定まっているわけではありませんので、この総合計画とマニフェストが共生のないまま並列して混乱を生じているというのではないかと私は思うわけであります。つまり、一般的にこの総合計画は、10年ほどの計画期間でつくられていくわけですね、10年間。そして、ここで町長の任期は4年。このずれが問題を生じているのではないかと私は思うわけです。  例えば、末安町長が10年の総合計画を立てた後で町長選挙があったと。そこで、古賀氏が末安氏を破り町長に当選したと。そこで、仮に町長が総合計画に拘束されるとすると、古賀町長は末安町長がつくった総合計画に従わなければならない。そうすると、選挙による選択は何だったのかと。という問題が生じるわけであります。逆に、総合計画は関係なく、マニフェストだけやるならば、議会の議決した基本構想に基づいてつくられた総合計画をそんなに簡単に無視していいのかというのが生じてくるわけです。そのために、やはり多くの自治体で、総合計画は抽象的となって予算と連動しないようになってくると、こういうふうなことが考えられるわけです。だから、町長の任期と総合計画の期間をそろえることで、この問題をクリアできると私は思うが、町長の得策を伺うものであります。  また、このマニフェストについて、町長は職員に対してこのマニフェストの取り扱いについてどのような指示を職員にされておるのかというのを一つお伺いいたしたいと思います。  次に、この総合計画のアンケート調査の結果について伺うものであります。  市民の意見を大切にするということであれば、なるだけやはり質問事項を広くとるべきだろうと思います。単に、聞いてみたいという希望から調査すべきではないと、私は思います。この調査において寄せられた意見で、また、いろいろアンケートが何通来たかもまだ報告がなかったから、ただアンケートをとったというだけのことでありまして、どのくらいのアンケートがあって、何%の回収率であったのかというのはわかりませんけれども、このアンケートで採用されなかった意見、なぜ採用されなかったについての説明というものをされておるのか。そして、寄せられた意見に対してはきちんと対応してこられたのかというのを、このアンケートにされた結果についてお聞きしたいと思います。  それから、私の、これは考えごとということではありますけれども、この分野ごとに専門部会の設置は考えられないのかということです。それと、また、今度の審議会の委員の選定におきましては、町内の方ばかりではなかろうかと思っております。それで、町外からのいろいろな外から見た目というものも必要ではないかと、私は思います。そういう中で、町外からの委員を選任する意思はなかったのかということを一つお聞きしたい、このように思っております。  それと、専門的な課題別、この研究会、この設置は考えていないのか。例えば、福祉の問題とか、基本課題の行政、安全、それと町民の生活、いろいろ部門別にいっぱいあります。それを全体で審議するではなくして、この福祉は福祉の中で専門的に検討しようではないかというような中での課題別の研究会という設置は考えておられないのかというのを一つお聞きいたします。  それと、計画推進のための情報公開、今からずっと審議会の中で計画を推進されていくわけでございますけれども、その中での情報公開、それと行政評価、これについて伺うものでありますけれども、この情報公開というものをこの計画の推進のための具体的事業、年度別などの工程、こういうものをやはり町民に情報公開するべきではなかろうかと。やはり、審議会に入りますと、なかなか町民の皆さん方には流れがなかなかわからないわけですね。そういうところにおいては、やはり1年越しでもこの情報審議会という中での情報等もやはり町民に知らせるべきではなかろうかというようなことでお伺いするものであります。  それと、政策評価というものがありまして、成果の達成の状況の検証、こういうともアクションプランの中に入れていただいて検討すべき問題ではなかろうかと思っておりますので、その辺の答弁もよろしくお願いしたいと思います。  それと、最後に、この総合計画は、基本構想の部分では議会議決が必要であります。しかし、この議会として必要でありますけれども、基本計画、実施計画等につきましては、やはりこの議会議決が要らないという中で、それを通り越すと、もうすぐこの基本計画というのは完成します。それでなくて、議会として、この計画に責任を持つ、そういう意味においても、やはりここに地方自治法にもうたってありますが、96条第2項の規定の中にうたってありますけれども、新たに議会の議決を取り入れるべきではないかというようなことで、ちょっと町長に質問をしているわけでございますけれども、その辺につきまして、この96条の第2項に、いろいろと1号から15号まで議決権についての文言がずっとございますけれども、この2項に、「前項に定めるものを除く外、普通地方公共団体は、条例で普通地方公共団体に関する事件につき議会の議決すべきものを定めることができる。」ということになっておりますので、その辺、やはり総合計画の最後まで、やはり議会として責任持って完成するまでは見届けることが、我々議会人としての責務ではなかろうかと思いますので、その辺についての町長の見解を求めたいと思います。  以上でございます。  2度目はしませんので、よろしく。 72 ◯議長(大石安弘君)  岡企画課長。 73 ◯企画課長(岡 耕司君)  企画課岡でございます。15番議員の御質問に御答弁させていただきます。  全部で11項目ほど御質問内容があったかというふうに思いますが、まず、一番最初に御質問されました、施策の柱であり屋根がないというようなことではだめだということでございますので、その件につきましては、肝に銘じてこれから計画策定の方に18年度は移っていくわけでございますので、肝に銘じてその作業に当たらせていただきたいというふうに思っております。  それから、まず、審議会が開かれなかった理由は何かという御質問でございますが、さきの補正予算の折に若干御説明申し上げましたけれども、仕事的には予算を可決していただいた後、直ちに幹事会と、先ほど町長の方からも御答弁申し上げましたように、数多くの作業を行っております。時系列的には毎月ずっといろんな作業を行ってきておりまして、審議会にかける材料をつくる準備がなかなか整わずに、1回もまだ現在開かれていないという状況になっております。  その審議会にお諮りするための基本構想の文書をつくる時間をいただいておったということでございますので、その辺何とぞ御理解をいただきたいというふうに思います。  それから、次の御質問で、今何をすべきかと、総合計画の中で何をすべきか、優先順位はあるのかということでございますが、この件につきましては、優先順位がまだこの段階ではつけられませんので、新町建設計画の中にいろいろとるる新町の施策ということで、いろんな基本目標を立てております。この基本目標に沿って、今回の新町の総合計画を立てていくわけでございますので、今現在、町長の方でも新みやき町全体を見渡して懇談会並びに車座座談会というのを開催して、積極的にそちらの方からの情報収集をされておりますので、総合計画も新町建設計画に基づいていろんな施策を決めていくわけでございますので、その中からおのずと優先順位が決まっていくのじゃなかろうかというふうに思っております。  それから、懇談会についての御質問でございますけれども、懇談会につきましては、各種団体から来ていただきまして、その団体ごとの現状と問題点をお互いに話し合いをしていただきました。その後、町政に対して、各種団体がどういったふうな協働のお手伝いができるのかというところまで踏み込んでお話をしていただいております。その中にはいろいろと町政で対応できないいろんな御質問等もありましたけれども、それらもすべて議事録として我々の方で記録をしておりますので、できるできないはその段階では御返答はしておりませんけれども、記録として残しておりますので、後の方で役に立てさせていただきたいというふうに考えております。  それから、マニフェストと計画性の整合性ということですが、これは町長の方から御答弁をいただきたいと思います。  それから、6番目のアンケートの調査のやり方の件についてでございますけれども、アンケートの中にはいろいろと個別に意見を述べていただく欄がございます。その欄の中には、いろんな町民の方からの御意見がございますので、それもすべてちゃんと記録として残しておりますので、不採用の方に一つ一つの御返事は、ちょっと無記名でいただいておりますので御返事できませんけれども、記録としてちゃんと残して、後の総合計画等で対応させていただきたいというふうに思っております。  それから、7番目の分野ごとの専門部会は行わないのかということでの御質問でございますが、今のところ、今回の総合計画では分野ごとの専門部会を置く予定にはしてございません。  それから、8番目の審議会メンバーの町外の選任は考えていないのかという御質問でございますが、旧3町の総合計画の折には大学教授の方、特に地元大学の佐大の先生あたりを招聘した例もあるようでございます。今現在、審議会のメンバー、すべて20名以内で一応内定をさせていただいておりますので、現段階では町外の方は入ってはおりませんけれども、必要となれば、追加でも入れることはできないことはないと思いますが、今20名では、町内の方全員を選任させていただいております。  それから、9番目の専門部会の設置は考えていなかったのかということでございます。  専門部会については現在設置をしておりません。ただし、この専門部会にかわるようなものとして、新しい試みで先ほど町長の方からも御答弁申し上げましたように、職員ワークショップということで職員20名ほどで組織をつくりまして、各課から代表者を出していただきまして、自由な発言をしていただいて、その辺で各課の専門的な意見を交換しながら、お互いの課の批判も交えて、将来の展望、現状と課題に対応するような会議を持っておりますので、専門部会とはちょっと呼べないかもしれませんが、それにかわるべきようなワークショップというのを取り入れておるところでございます。  それから、10番目の情報公開と行政評価ということですが、情報公開は既に議会の中でも何回となく町民に知らせようということでの御指示がありますので、特にみやき町のホームページなんかを積極的に使ってみたり、広報紙を積極に使って、町民の方にでき得る限り情報的をしていきたいというふうに考えております。  それから、行政評価でございますけれども、この点につきましては、ちょっと私も初めて聞くことでありまして、どういったふうに御答弁していいのかわかりませんので、大変申しわけございません。  それから、11番目に実施計画について、議会の議決が必要ではないかということでの新たな条例の制定についての御質問かと思いますが、今つくっておりますのが基本構想でございまして、平成18年度に基本計画をつくり上げます。その基本計画までが議会の御承認をいただいて、初めてみやき町の総合計画ということで周知されるわけでございまして、その後、追加で御質問になっている分は、恐らく実施計画の分を議会の方に付してほしいというような御意見かと思いますので、この件については調査研究をしていきたいというふうに思います。  以上、11項目だったと思いますが、御説明にかえさせていただきます。  以上です。 74 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 75 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えをします。  まず、総合計画とマニフェストについてですが、その整合性についてお尋ねいただいておりますが、まず、総合計画につきましては、中長期的な町の振興発展を目指すひとつマスタープランでございます。だれが首長になってもそう変わらない課題等を解決しようとする大きな方針であると考えております。したがって、これは産業とか福祉、生活基盤関係、あらゆる分野にわたって、特にハード等については長年かかるものであります。  一方、マニフェストというのは一つの政権公約でございますので、その具体的な総合計画を指針としながら、具体的どのような事業を実施しようかとすることを町民の皆さんにお約束をしていくことでございますので、あくまで柱となるものが総合計画であります。木に例えれば根っこや幹が総合計画であり、枝や花がマニフェストという、いわゆる公約として考えております。一体的なものとして、理解をしております。  それと、どのように職員に指示しているかということでありますが、当然旧3町の総合計画をもとに、また新たな総合計画を住民の方の御意見を踏まえながら策定をしている途中でありますし、基本的な事柄について十分職員も周知をしております。  私としては、健康づくりを核としたあらゆる施策を講じたいということで、ここ1年町政運営に努めてきました。公約の中では、住民の皆さんの知恵という財産を活用しながら、皆さんのアイデアや意見を最大限に生かすことをやりますと。町民参加の行政を目指しますということを掲げていますので、その意味で主権在民というか、もともと私たちは住民の皆さんの権利をお預かりしているにすぎません。それを住民の皆さんにお返しをしていこうと。いわゆる、意思決定を住民の皆さんに少しでもお返ししていこうというのが、私の基本的なスタンスであります。その意味で、まず全地区から要望書を出していただきました、これは御提案も含めて。各団体から等の御意見や御要望も承りました。なおかつ、地区懇話会とか、今車座懇話会というのを開催しています。  先ほど申し上げましたように、1年間は十分に地区の実情、そして歴史、文化等を私自身がこの目で見て、足を運び、的確に、適切に住民の皆さんのニーズを把握したいということで、その1年間努めてまいりました。これから、その総合計画とあわせて、私の公約等の整合性を図りながら、住民の皆さんからさらなる御意見、アイデアをもとにした施策を講じていきたいと考えているところでございます。そのことについて、職員の方にさらに周知をさせていきたいと考えております。  以上です。 76 ◯議長(大石安弘君)  15番古賀秀實議員。 77 ◯15番(古賀秀實君)  まだ審議会も開かれていないのが現状でございまして、この総合計画について今とやかくこう言うわけではございませんが、ただ総合計画が住民の皆さんにとって、そしてまた、合併したこのみやき町にとって、住民の皆さん方に本当にすばらしい総合計画になるようなことにしていただきたいための前もっての質問であったということを一つ御理解をいただきたい。そのために、今さっきも言いましたとおり、柱はあっても屋根がない、絵にかいたぼたもちではだめだということを肝に銘じながら、この総合計画については一つ真剣に取り組んでいただきたいことを申し上げさせていただきます。  最後になりますけれども、一つ、先ほど課長の方から答弁がございましたけれども、町長の見解として今後どのように感じておられるのかというのを1項目だけ一つお聞きしたいと思います。と申しますのは、課長がさきの答弁におきまして、18年度の基本計画についてまでは議会の議決というようなことで、あとの実施計画においては、やはり議会の議決は必要でないというような中での答弁であって、そこで私がお願いしたいのは、やはりこの策定するに当たりましては、やはりこの議会といたしまして、我々議会人といたしましても、やはり最後の策定までは見届けて、責任を持ちたいというような中での問いかけでございますので、一つそういうような方向の中で検討をお願いしたいと思っております。  特に、もう一回申し上げますけれども、この96条第2項についてでありますけれども、申すまでもありませんけれども、この地方自治法には私たちの普通公共団体の議会の議決をしなきゃならないということが記載されております。しかし、この条例を設けて、またこれを改廃するということもできるわけです。その中において予算を定めること、決算を認定することから始まって、この15項目が96条に定められておるところでございます。しかし、もう一つ、この96条には第2項という定めがあって、今さっきも御説明申し上げましたとおり、「前項に定めるものを除く外、普通地方公共団体は、条例で普通地方公共団体に関する事件につき議会の議決すべきものを定めることができる。」ということでありますので、私が先ほども問いかけましたとおり、地方分権、あるいは地域主権ということが非常に流れの中で必要な、重要な時代に入ってきた中、現在、この地方分権というものが地域主体ということで非常に流れの中で大変重要に思われてきておるところでございまして、この96条の第2項の規定に基づいて、新たに議会の議決というものを定めえているという自治体も全国には数多く存在しているわけでございますので、そこで私が申し上げるのは、この総合計画につきましても、議会で議決を行うことについて、今町長のお考えを聞きたいと思いますけれども、この2項の適用にしていかがでしょうかというのが提案でございます。その中で、この総合計画の基本構想の部分で、地方自治法第2条第4項に議会の議決が必要と書かれておりますので、それ以上のことは書いておりません、この中には。だから、私が言いたいのは、行政計画でありますけれども、これらについては必要ではないかというような意見のもとについてお伺いしているところでございます。そういう意味におきましても、一つこの基本構想以外は議会の議決は必要でないということでございますので、やはり議会で議決をしていない以上、その議会が総合計画自体に対して責任を持つ、あるいは責任があるという認識は違うものではないかというふうに思いますので、私自身、この議会としての総合計画というもの自体に責任を持つというような意味の中でも先ほど言いましたけれども、議会の議決というものを取り入れるべきではないかと思いますので、一つこの件につきまして、町長の御判断、そしてこの件についての御答弁を最後にお願い申し上げたいと思います。 78 ◯議長(大石安弘君)  岩崎助役。 79 ◯助役(岩崎和憲君)  申しわけありません。町長にかわりまして御答弁をさせていただきます。  おっしゃいますとおり、96条では、議決事件のほかにいろいろ条例で定めて行うことができるとしております。  ただ、お尋ねの総合計画につきましては、2条でしたかね、要するに市町村の議決を得て、議会の議決を得てと定めることになっておりますので、当然基本構想並びに基本計画等については今回策定をしまして、来年度の中旬以降に多分お願いをすることになると思います。その際、当然、実施計画自体も、実施計画というのはこの二、三年にどうするか、総合計画は、やはり10年スパン程度で、長期的に見てどうしていくかという大きな施策の大綱等々をうたっております。そして、それに基本計画としてどういう事業をやっていくか、それを今度はあと2年から3年でどういうふうな事業をやっていくかということを実施計画で定めていくわけでございまして、必ず一体となってございます。ですから、それを議決案件と、その実施計画までするかどうかというのは、いわゆる一体のものですから当然御説明も全協等でやっていきますし、そういうことで御理解も願いたいと思います。そういう意味では、議決になっていると。議会にお諮りしながら、基本総合計画、基本計画、実施計画もつくっていくというふうな形で御理解願えればと思います。  いすれにしても、ただもう一つ新しい時代の中で、議員おっしゃいますのは、この96条の2項を駆使をしながら、いろんなことを住民と協働してやっていくならば、そういう議決等々を研究していいんではないかということでございますので、それは議員もおっしゃいますように、ほかの団体等も全国的なことを見ながら、より住民の皆さんと、また議会の皆さんとわかりやすい形でやっていけるような手法等は調査、研究してまいりたいというふうに考えております。  以上です。 80 ◯議長(大石安弘君)  以上をもちまして、通告第9号によります15番古賀秀實議員の一般質問を終わります。  お諮りします。暫時休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 81 ◯議長(大石安弘君)  異議なしと認め、休憩します。なお、再開を14時20分とします。                 午後2時5分 休憩                 午後2時20分 再開 82 ◯議長(大石安弘君)
     休会中の本会議をただいまより再開いたします。  通告第10号によりまして、13番淺川京子議員の御登壇を願います。13番淺川京子議員。 83 ◯13番(淺川京子君)  13番淺川京子でございます。通告に従いまして、一般質問を行います。  私は今回、みやき町次世代育成支援計画の中で、就学前の乳幼児医療費の通院の助成についてと、地域における子育て支援、それともう一つ、町内巡回バスについて質問をいたします。  昨日より、各議員の一般質問をお聞きをいたしました。特に、2番の町内巡回バスについては、町長の何度もの答弁を聞かせいただき、私の質問も重なる点があると思いますが、その点についてはどうぞよろしくお願いをいたします。  まず、第1点のみやき町次世代育成支援計画についてです。  12月議会の私の一般質問の町長の答弁は、いずれにせよ18年度から次世代の育成支援地域行動計画というのを、現在旧3町を基本としてつくっておりますけど、十分ではないという認識をしておりますので、それらを見直す中で総合的に対応していきたいと思っていますが、18年度はできることからさせていただきたいと思っています。  乳幼児についても、段階的にすることも含めて考えていきますし、学童保育につきましても、高学年を対象に特に健全育成上指導を要すという児童の方がいらっしゃましたら、試行的に取り組みを18年はしてみたいというふうに思っています。いずれにしても、並行して次世代育成支援地域行動計画の策定とあわせて、19年度からどのような形で完全実施できるかを18年度は試行的に、またモデル的に、または段階的に取り組みをまず開始させていただきたいという答弁で終わりました。  今回、私たち日本共産党は、昨年よりみやき町内 544名の署名運動をされた方の思いと願いが届き、18年度では新年度予算に入院について6歳までの補助がなされ、12,829千円の予算を組んでいただきました。このことは、子育て真っ最中のみやき町のお母さんにとって、子育てへの大きな励ましとなっています。今、まさに本格的な少子・高齢化社会を迎えて、子育て層が安心して子供を産み育てられる施策の充実が求められております。こうした中、乳幼児医療費助成制度は公的医療保険制度を補完する制度として、全国の多くの市町村で実施され、乳幼児の健全な育成と児童福祉の向上に大きな役割を果たしてきたところでありますが、市町村間で制度が異なっているため、住む地域によってサービス内容に格差があります。  現在、国においては、医療費負担における世代間の公平性や、給付と負担のバランスの確保などの観点から、医療保険制度の抜本的改革に向けて検討が進められております。子育て支援策としても、全国的に統一した基準で、医療を必要とする乳幼児に適切に医療が提供される制度を確立することが必要です。  私は、国の責任で、真に医療を必要とする乳幼児が安心して医療を受けられるよう、国の制度として乳幼児医療費助成制度を創設されることを強く望むものですが、制度創設までの間、どうか末安町長におかれましては、今全国的に乳幼児医療費の助成制度は広がっています。近隣の町村でも、神埼、千代田町、間もなく市になりますが、お隣の上峰町では、6歳まで通院については子供たちの医療費が無料となっています。  町長は、議会の答弁で、段階的ということをおっしゃっております。18年度の当初予算では、段階的の第一歩が入院についての6歳までの医療費の補助ということだと思いますが、この段階的というものをどこまで持っていこうと考えておられるのか、子供たちの乳幼児の医療費の助成について、町長のお考えをお示ししていただきたいと思います。  地域における子育て支援についてですが、2002年の厚生労働省の調査によれば、子供を育てていて負担に思うこととして、自分の自由な時間が持てない、子育てによる身体の疲れが多い、目が離せないので気が休まれないが上位に上がったそうです。いずれも、働いている母親よりも、専業主婦の割合が高いのが特徴です。2003年度厚生労働白書でも、子育ての負担感が大きいと感じる専業主婦は45.3%、働いている主婦は29.1%との結果が示されました。みやき町でも、地域の中でたった1人で1日じゅう子供と向き合っているお母さん、母親は少なくありません。こうした親たちを、自治体が中心となって支援することが求められております。そういった観点に立って、私は身近な子育て支援サービスの充実を願うものですが、地域での子育て支援サービスとして、通院時などの一時預かり保育や集いの広場、乳幼児を持つ子育て中の親の交流や集いの場、また地域子育て支援センターなどの取り組みを行っている自治体もたくさん出てきました。しかし、そうしたサービスをどこでも身近に受けられるほど整備されているわけではありませんし、このみやき町はまだまだこれからです。そういった意味では、みやき町の次世代育成支援地域行動計画の中にうたわれております地域における子育て支援の中での多様な保育サービスの展開、延長保育や一時保育、幼稚園での預かり保育の充実、施設における子供の養育支援というようなことが主要施策でうたわれております。  私は、今現在、ここにある地域行動計画でしかみやき町の福祉の充実の制度を見る物差しがありませんので、旧3町を持ち寄って中身を充実するという町長の答弁もありますが、現在ここにある地域行動計画の中にうたわれているものが引き続き充実されていくものと私は理解しておりますので、今の点について、地域における子育て支援サービスの充実についてどのように考えておられるのかお願いをしたいと思います。  新町建設計画の中でも、教育、文化、福祉、健康の中で、子育てを支援する制度、施設の充実のアンケートの中でも、現状に対する満足度、不満である、どちらかと言えば不満であるという中で56.2%、子育てを支援する制度、施設の充実が不満であるという数字が出ております。また、みやき町の行政に望むことの優先度として、優先すべきである、どちらかと言えば優先すべきであるというのを合わせても75.8%が子育てを支援する制度、施設の充実にアンケートの数でも上がっております。そういった意味でも、新しい町づくりのアンケートの結果に照らして、地域行動計画の内容を今から煮詰めていかなければならないと思いますが、その点についてよろしくお願いをいたします。  2番目、町内巡回バスについて。  これは、昨日からの各議員の質問を十分聞かせていただきました。18年度中に町長は検討を加えると。コミュニティーバスの運行というような形で、費用対効果を考えて、18年度するかしないかも含めて検討委員会を立ち上げたいというような答弁だった思います。町内巡回バスについても、暫定1年の議会の中で私は末安町長に質問をいたしました。そのときに町長は、検討すると答えていただいておりました。  さきの選挙でも、私は三根地区を回らせていただき、西の向島から松枝、東の土井外、坂口、田島、その地域に行けば、必ずと言っていいほどお年寄りの皆さんが出てこられ、ぜひみやき町内を走るバスを走らせてくれるように町長に頼んでくんさいとおっしゃいました。末安町長が町長選のときに来られて、そのときにも町長にお願いをしておる。どうしても、この三根町で幾ら若い夫婦と同居していても、昼間若い夫婦がいない間、自分たちは買い物や病院に行く足がないと訴えられました。特に、坂口のお年寄りは、とにかくバスを回してほしかと発言されました。そういう地域の切実な声を、どうしても私は今回のこのみやき町の議会の中で届けなければならないと思いました。特に、3町合併をして、町内巡回バスを回してほしいという声はたくさん聞かれています。そういった中で、町長の18年度するかしないかも含めて、検討委員会を立ち上げたいという一歩前進した答弁に私は心強く思っております。その点について、旧三根町の地域性、確かに子供さんのスクールバスも大事なものだと思います。そういった意味では、全町民使えるようなコミュニティーバスの運行というものをやっぱり考えていかなければならないと思います。そういった意味では、町内巡回バスに対して、私の質問に町長お答えをしていただきたいと思いますので、以上よろしくお願いをいたします。 84 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 85 ◯町長(末安伸之君)  通告第10号、13番淺川議員の御質問にお答えをいたします。  まず、みやき町次世代育成支援計画についての、1点目の就学前乳幼児医療費の通院助成についての御質問にお答えをします。  前回、就学前児童に対します医療費の無料化についての御質問の中でも答弁させていただいておりますが、町では子育て支援面と乳幼児に対します疾病の早期発見などを目的として医療費の一部に対し助成を行っております。  国、地方では少子・高齢化が進む中で、子育てへの経済的負担の軽減として、3歳未満までの医療保険の自己負担割を3割から2割に軽減をし、児童手当を小学3年生までに支給を行うことにより、子育てや医療への不安を軽減して子育てに対する支援を行っているところであります。しかしながら、子育てを行う上で、子供たちが心身とも健やかに成長していただくために、町においては特にゼロ歳から3歳未満の乳幼児については、疾病の自覚症状を的確に伝えることが困難なため、保護者の方が早期に医療機関へかかり、早期発見と早期治療を目的として、乳幼児医療費助成制度を設けているものであります。  17年度までは、合併協議会で確認いただいた内容で助成事業を進めてまいりましたが、御指摘のように、県内近隣の状況を見る中で、18年度より対象を就学前まで引き上げ、この制度の継続性などを総合的に検討をし、3歳から就学前まで入院保険医療費の自己負担部分につき 500円を控除した額を新たに助成することとし、今議会に条例改正をお願いしているところでございます。  よって、お尋ねの、入院以外の医療費に対する助成でございますが、段階的にということでさきの議会でも議員の御質問にお答えをいたしましたので、それに対してどこまで段階的に考えているかというお尋ねでありますが、18年度から入院部分の助成状況と実績をしばらく見させていただきながら、入院外の部分につきましては、財政状況などを見た上で検討が必要でありますので、当面は入院のみで実施をしたいと考えております。  次に、少子化対策として地域における子育て支援につきましては、地域で取り組んでいただくこと、そして、行政が支援を行う部分など役割を区分し、子育てのしやすい環境づくりを行政としてどのように支援できるかについて、今後町の次世代育成支援対策地域審議会での御意見や、国、県等の動向を見ながら、支援の対応などを検討していかなければならないと考えております。  続いて、2番目の町内の巡回バスについての御質問にお答えをいたします。  このことにつきましては、さきの議員数名の方から御質問をいただいておりますが、同じことを申し上げますが、18年度中に町内の巡回バスとあわせて学童の安全確保のための交通手段の確保についての一つの検討会なるものを18年度中に踏まえて、実施するか否か等を含めた結論を出していきたいと考えています。  御意見のように、三根校区については、坂口地区、土井外、浜田、納江、東津、特に東津でも小島というのがございます。松枝地区、幹線の既設バス路線があるところが随分遠くて、その交通手段の確保が非常に不自由されているのは私も感じております。それにお答えするためにどう対応していったらいいかということを18年度中に調査をしながら、一定の見解、結論を見出していきたいと考えているところでございます。  以上、1回目の御質問にお答えを終わります。 86 ◯議長(大石安弘君)  13番淺川京子議員。 87 ◯13番(淺川京子君)  みやき町の次世代育成支援計画についてですが、町の支援会議の中で今後深めていくというようなことでしたし、乳幼児の医療費の通院についての補助については、当面入院のみでやっていくということでした。入院だけでも確かにありがたい制度だと感謝はしております。しかし、やはり小さい子供たちというのは、通院に対しての助成のお願いが数多くありますし、お母さんたちの願いもやはり通院に対しての助成をしてほしい。例えば、歯科だけでもいいと、内科だけじゃなく、耳鼻科だけじゃなく、虫歯の治療のためにも、通院に対しての助成を出してほしいというようなそういう声があります。そういった意味で、18年度の実績を踏まえて、財政が許すならというような町長の答弁でございましたが、ぜひ子供たちの医療費の無料化については、次代を担っていくみやき町の子供たちに対しての医療費の助成ですので、そういった意味ではぜひ通院に対しての助成も検討をしていってほしいとお願いをして、これからも幾度となくこのことについては私も勉強させてもらいますので。今、そこで財政課長と目が合いましたけど、財政の方も私も勉強させていただきますが、確かに合併をして、やはり地域の皆さんのいろんな要望がある中で、町長も大変だと思います。私たち議員も地域の中でのたくさんのそういう町民の皆さんの声を持って議会に出てきております。そういった中で、やはり子供たちに対しての十分な予算措置をしていただきたいと私は今のこの場でお願いをしておきます。  地域における子育て支援についてですが、私は計画の具体的展開の中で主要施策をここに4点挙げてありますので、保育サービスの展開の中で延長保育、一時保育、幼稚園での預かり保育の充実、施設における子供の養育支援というようなことが出ております。町長は、今後育成会議の中で深めて行くと言うことでしたが、早急にこういうことはやはり整備していかなければならないと思いますし、一時保育に対しても、18年度そういう計画が立っていないのか、考えがないのか。  幼稚園での預かり保育の充実に対してですが、18年度の当初予算の事業施策を見ましても、例えば、旧三根町では、私立の幼稚園に対する運営費の補助というものが当初1園に対して年間 100千円の運営費の補助が組んでありました。合併協議会の中で、それが調整をされて、運営費に対してだけの補助というようなことで、均等50千円割の子供さんの頭数1人 500円というような計算で、私立の幼稚園に対しては運営費の補助が今回予算提案されております。旧三根町の私立の幼稚園の園長先生から言わせると、合併する前は年間 100千円の私立幼稚園に対しての補助があった。今、幼稚園では預かり保育もされてあります。そういった意味では、預かり保育に対する私立幼稚園の助成というものも考えていかなければならないと思いますので、幼稚園での預かり保育の充実というようなことも出ておりますので、今後そういう育成会議の中で深めていくというようなことでございますから、私はきょうここでその点も指摘しておきたいと思います。  18年度、この次世代育成支援計画の地域行動計画、みやき町では何も取り組まないでしょうか。そういう予算がどこに出ているんでしょうか。私たち委員会審議の中で、一時保育の話をちらっと聞きましたので、その点について、町長全然一時保育のことをおっしゃっていただけませんでしたので、その点について18年度どういうふうな形で取り組んでいくのかいかないのか、その点についてお答えをしてほしいと思います。 88 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 89 ◯町長(末安伸之君)  御質問にお答えします。  先ほど、就学前の通院についての助成については、先ほどと同じ答弁になりますけれども、段階適用という中で今回入院についての制度を設けたいということで、本議会にお願いをしているところでありますので、今後については継続して検討はしていきます。しかし、さまざまな要望がございますので、一つだけの御要望に対してそれをすべて突出して政策、また予算として反映することよりも、平準化というかバランスをとりながら、少しずつ、段階的にサービスと質の向上に努めていきたいと思っております。あわせて、次世代育成支援計画の中で、さまざまな支援計画を策定しますので、それらとのバランス、整合性を見ながら検討を加えていきたいと考えております。  それで、一時保育につきましては、18年度一部施行したいという考えを持っていますので、これについては担当課長の方から答弁をいたします。  以上です。 90 ◯議長(大石安弘君)  岡福祉課長。 91 ◯福祉課長(岡 武宏君)  それから、私の方から一時保育事業についてお答えをさせていただきます。  先ほど、町長の方から答弁ございましたように、18年度から試行的に一時保育を実施するという方向で体制を整えさせていただいております。  なお、この体制につきましては、場所的には、町内には五つの保育園ございますけれども、その中で一時保育ということになりますと、当然施設の整備の問題ございますけれども、今回、18年度から試行的に実施いたします保育園といたしましては、風の子保育園に一時保育室が整備されておりますので、まず、この施設の整備されている風の子保育園でみやき町内の方を対象に実施をしていきたいというふうに計画をしております。この一時保育事業につきましては、この次世代行動計画の中でも特定の14事業の一つになっておりまして、みやき町でも新しく取り組みたいということでこの計画をしております。  この一時保育事業につきましては、御存じのように、保育等に預けることができなくて、家庭等で子供さんを保育されている方について、保護者の方の家庭における育児が断続的にできない場合とか、あるいは保護者の方が病気をされて、どうしても緊急にお預けをしなくちゃいかんというときのそういう部分でございます。これにつきましては、風の子保育園の中で大体3名を限度に予定をしております。  この保育園の利用形態については、先ほど言っておりますように、預ける内容によりまして、最高で14日を限度と、月にですね、そういうことで、短いところ、若干、例えば、育児に疲れてどうしても、今言われていますように、心身的に苦痛を持たれている場合とか、私的な場合でどうしてもちょっと一時預けたいというときにつきましては、一月5日を限度というふうに、形態によって若干の制限はさせていただいておりますけれども、そういうふうな一時保育事業について18年度から、まあ18年度も一応体制といたしましては保育園との協議の中で、6月から対応をするように現体制の中で計画をしているということでございます。  なお、利用に当たりましては、若干の御負担はしていただくということで計画をしております。  一時保育の保護者の負担額でございますけれども、これにつきましては、いろんな人件費それなり積算のもとで、1日お預けをされる場合は、3歳未満児の場合は 1,900円、3歳以上の場合は 1,800円と。半日の場合につきましてはその半額ということで設定をさせていただいて、御利用をいただくように計画をしております。  以上でございます。 92 ◯議長(大石安弘君)  13番淺川京子議員。 93 ◯13番(淺川京子君)  みやき町の次世代育成支援計画についてですが、また今から練り直しをされて議論をされていかれるということですので、今、地域における子育て支援の中で、私は一時保育をあえてここで取り上げて、先ほど、最初に発言をさせていただきました。やはり、今課長の答弁によると、風の子保育園で1日当たりの定員が3人で、6月よりみやき町の一時保育を始めると。料金は1日保育で、3歳未満児で 1,900円、3歳以上児で 1,800円。そういうようなことで進められようとしておりますが、やはり身近なところで子育て支援のサービスの充実をしていかなければならないと思うんですよね。やはり、近いから利用するんではないでしょうか。だから、私はそういった意味では、町内5園ありますから、やはり5園でそれぞれ1日当たりの定員が3人ということで、五三、15人、1日みやき町で一時保育を預かりというようなことであったら多少は理解しますが、1日、みやき町の一時保育の定員というものが1カ所の1日で3人というようなことでいいのかという問題です。  やはり、お母さんがベビーカーを押して行動できる近所にある施設、いつでも利用できる子育て支援やサービスが特に必要じゃないかなと思うんですよね、特にこういう子育て支援の制度に対しては。だから、そういった意味では、中原にある風の子保育園まで、三根地区や北茂安地区の方が一時保育を利用したいというので車で来なければいけないというようなことでいいのか。だから、私は、やはり地域のみんなで子育てを支えていくということを考えれば、町内今5園ありますので、そういった中で一時保育をぜひ実施してほしい、私はそう思います。そして、やはり働いていらっしゃらないお母さん、専業主婦のお母さんのいろんな悩みや相談もやはりそういうようなところに相談をされるなり、行政がきちんとした対応をとれるような、やっぱり一時保育のあり方でないといけないと私は思っております。  6月より一時保育を段階的に、まあ風の子保育園には一時保育室というものが建設時、最初からそういうふうに建てられているというようなことで、今回こういうふうな提案のされ方をされていると思います。が、地域に行って、そういう希望や要望があるとしたら、各ほかの4園でも受け入れをしていただきたいなと私は要望をしておきたいと思います。  次世代育成支援行動計画の中で、国の定めた特定14事業というものがあります。14事業の目標値を定めなければならない中で、保育所、ファミリーサポートセンター、乳幼児健康支援一時預かり事業、病後児保育事業、これの派遣型と、病後児保育事業の施設型と放課後の児童クラブ、子育て支援の短期の支援事業、子育て短期支援事業のショートステイ、一時保育、特定保育、そして集いの広場や地域子育て支援センター、延長保育、休日保育、そして夜間保育、この14が市町村の地域のニーズに基づいて目標の数を設定することが義務づけられています。国の補助金があるんですから、やはりそういったニーズに私はこたえて、実のある、やはりそういう計画を立ててほしいと思いますし、そういう中で、事業の中で、膨らまかせていただきたいと思っておりますので、その点については町長にもよろしくお願いをしたいと思います。  私は、12月議会の中で、放課後児童クラブの学童の対象の年齢の引き上げを言ったときには、教育長がやはり福祉の方とも相談をしながら、学校でも教育委員会の方でも対応できるようなそういうものができたらいいなというようなことでお話をされておりました。  今、2006年度の国家予算を見ますと、子育て支援関係では学童保育の施設の整備に活用できる児童厚生施設整備費、児童館の整備費を学童保育にも使えるというものもあるそうです。保育環境改善等の事業費、放課後児童クラブの設置促進費は、国全体で、合計で 3,130,000千円が国の予算として計上されています。今、学童保育の施設整備に活用できるということで児童館の整備費を学童保育にも使えるというような国のそういう制度もあるそうですし、今、子供の安全確保の問題では、小学生が下校時に連れ去られ、殺害されるというそういう痛ましい事件や事故もあっております。通学時の安全確保が求められていますが、子供の安全確保のための予算は子供安心プロジェクトとして 1,570,000千円がふえて、総額で 2,592,000千円が国の予算として計上されておるそうです。  私は、福祉の方の学童保育だけではなくて、学童保育には入れなくてもいいけど、学校の図書館や空き教室を利用して、上級生の授業が終わるまでに下級生の子供と兄弟そろって下校できないかというような三根の地域の中での相談も受けました。国の子供安全確保の予算の中で、下校時間の早い低学年の子供たちが高学年の子供たちと一緒に集団下校するために、下校時間までの放課後における子供たちの交流活動を促進する子供待機スペース交流活動推進事業費が新たに国の予算として7億円がつけられるそうです。全国の市町村で、学校の空き教室などを活用して地域住民が低学年の子供たちを見守りつつ、交流し、学年ごとに異なる下校時間をそろえて、集団下校する取り組みだそうです。  私は、今、自分の娘が三根の小学校にお世話になっておりますので、曜日ごとの下校時間の時刻一覧表というものも今回教育委員会で全戸に配布をされて、1年生から6年生までその地域の子供が何時に下校しているのかということをお配りしていただいておりますよね。そういった中で、水曜日は1年生から6年生まで一斉下校で2時半に帰ってきます、学校を出ます。ただ、月曜日、火曜日、木曜日、金曜日は、1年生、2年生、3年生、あと4年、5年、6年生と学年ごとに下校時間がまちまちです。学童保育には入れなくてもいいけど、1年生はもう火曜日は3時20分に学校を出ます。4年生、5年生、6年生は4時10分に学校を出ます。この1時間の差、上にお兄ちゃん、お姉ちゃんがおったら一緒に帰って、家で留守番をしてくれるというそういうお母さんたちもいらっしゃいますので、国はそういった子供の安全確保のための予算で、子供待機スペース交流活動推進事業というものをするそうですので、こういった、国のそういった事業に乗って国の予算が使えるんであれば、やはりみやき町の子供たちの学童保育の充実のためじゃなくても、いろんな形での方法を考えて、国の補助金を申請できるような勉強もしていただきたいと思いますが、そういった点について私は、子供たちのこういった、みやき町のすべての子供たちに該当する次世代育成支援事業をやはり中身のあるものにしていただきたいという思いで今回質問をしております。  私の質問していることで勘違いや間違いなどがありましたら、町長の方からも教えていただきたいと思いますし、やはり、子育て支援というものについては、お金があってもなくてもやっぱり優先してぜひ進めていっていただきたいと私は思っておりますので、その点についてよろしくお願いをいたします。 94 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 95 ◯町長(末安伸之君)  まず、一時保育につきましては、実は施設面で風の子保育園についてはそれを想定してつくっておりましたので、まずは対応させていただきたいと。他の4カ園につきましては、そのスペースとか、またはどれだけの需要というか、利用申し込みがあるかを見ながら、まず検討をしていきたいと思っております。まずはスタートを1カ所でさせていただきたいと思っております。近いから利用するんではなくて、必要だから利用していただくようなことを考えながらしていきたいと思っております。  それと、学童保育についての御質問ですが、高学年につきましては、原則は3年生までですが、高学年についての御質問を以前から承っておりましたので、特に青少年の健全育成上必要があると認めた場合については、高学年についての受け入れ対応についても受け入れる方向で指示をしているところであります。現在まだ申し込みがあっていないということですが、ただ、今低学年層だけでも利用申し込みが予想以上に多く、今の施設ではもう対応できない状況でありますので、いずれにせよ、この次世代育成支援計画の中で新たな学童施設、または児童館等の建設の必要性は求められてくると思っております。  それと、今、さまざまな国の制度について、詳細にわたって御教示をいただきました。私も大変ありがたく思って拝聴いたしておりました。そのような制度を活用しながら、御期待にこたえるように十分努力をしていきたいと思っております。財政厳しい中でも、次世代を担う子供さんたちの健全育成のための施策については積極的に対応していきたいと思っておりますので、まずはその計画をつくる中から優先順位を策定して、住民の皆様の御期待にこたえていくように努力をしていく所存でございます。  以上です。(「幼稚園での預かり保育」と呼ぶ者あり)  幼稚園での預かり保育については、その実態等について、担当課の方に調査をさせます。その調査を踏まえた中で、必要な対応を検討していきたいと思っております。 96 ◯議長(大石安弘君)  大坪教育長。 97 ◯教育長(大坪春美君)  子供たちの下校時間のことなんですが、最初、下校時のスクール下校のサポートを立ち上げた時点で、それぞれの7校の下校時間をチェックいたしまして、区長さん、地域の皆さん方に差し上げたんですが、やはり全校、特に小学校ばらばらでありました。その中で特に一、二年生の部分につきましては、学校の方にお願いをしまして、1年生だけ帰る時間はないようにしてほしいということで、もう1年生、2年生、そして1人で帰らないという原則のもとで学校の方で帰していただくようにという配慮をしていただいております。  それから、いろんな子育て支援のことでたくさん淺川議員からお勉強させていただいておりますが、みやき町といたしましても、国の地域教育再生プランを16年度受けまして、16、17、18年、今年度が最後の年になるわけですが、県はその事業を受けまして、地域子供教室推進事業という形で、補助事業として17年度は 1,482千円、それから18年度は 1,621千円というみやき町の子供たちの地域子供教室推進事業費として受けております。その中に、実は三根の方は週休5日制になりまして多少、まあ月に1回とかいう形で子供たちの三根わくわく教室というものをされておりました。ところが、北茂安の方はもう全然これがなされておりませんで、昨年途中から新規の事業として、茂ッ子いきいきスクールというのを土曜日、月に1回とかそういう形で始めております。  中原の場合は、実は公民館を受けて、私が3年間の中で公民館と社会教育、それからボランティアとタイアップしまして、夏休み元気スクールとかもたくさんの事業を1週間長いコースとか3日コースとかいろんな、お茶教室とか囲碁教室とかスポーツ教室、いろんなことで非常に取り組んでおりました。そういう中で、今回3町になりましたので、一緒に取り組もうということで、子供たちの、子供教室事業もきちんと今年度取り組んでおります。その中で、放課後、学童保育に行っていない子供たちをどうしようということで、実は、早速、試行的に中原の学童保育に行っていない子供たちを水曜日だけ取り組みをしております。そういう中でどうできるのかということで、あそこの風の館にあります青少年ホームを使いながら、水曜日に、実は放課後の児童対策、学童保育に行っていない子供たちを預かって取り組んでいるところです。だから、今度、また夏休みに、昨日も申しましたけれども、ぜひ学童保育に行っていない高学年の小学生の子供たちが何名いるのかわかりませんが、とにかく取り組んでみたいと思っております。しかし、この中で一番ネックになってくるのは、やはりスタッフ、指導員の問題が出てきます。昨年までは、地域子供推進事業の中で1日来ていただければ2千円という補助金を出しておりましたが、国はどんどん地域でボランティアでという推進をする反面、今年度は1回1日1千円ぐらいの補助しか出ません、実は補助金が。そういった部分もありますが、とにかく、まずボランティアの皆さんを、3校区ともたくさんボランティア協議会の中に登録をされています。それだけではいけませんので、なおかつ踏み込んで、子供たちの支援をしていただくボランティアの皆さんの協議会を立ち上げた中で、ネットワーク会議を持ちながら、8月の開校に向かって取り組んでまいりたいと思っております。  そういったことで、学童保育の面についても、あるいは食育基本法が昨年11月に施行されましたので、それを受けましても食の大切さ、そういったものも進めているところであります。特に、朝食を食べていない子が多いということがよく言われますが、小学校で大体10人のうち1人ちょっとは食べておりませんね。だから、 100人いれば10人は食べてきていないと。中学生ではもう10人に2人、だから 100人いれば20人は朝食を抜いて学校に来ていると。高校生になれば、もう10人のうち4名と、そういうような今日の食の家庭でのあり方、そういったことで、特に給食も絶対必要かなという部分もありますので、いろんな地域の、みやき町の野菜を使いながら、お米を使いながら給食センターの方でもしっかり取り組んでいきたいと思っております。  十分答えにならなかったと思いますが、前向きで教育委員会も子供たちに取り組んでいきたいと思っております。  以上です。 98 ◯議長(大石安弘君)  13番淺川京子議員。 99 ◯13番(淺川京子君)  もう最後にします。  どうか、みやき町の子供たちのやはりこれからの将来を、計画を。(発言する者あり)  その点についてはどうぞよろしくお願いをして、巡回バスについては、町長ももうきのうから何度も何度も同じことを答えていらっしゃるんで、ぜひ早急に各3地区の方たちの代表者を入れた検討委員会を立ち上げていただいて、地域のニーズに沿ったコミュニティーバスの運行を早急に、バスを走らせていただくようにお願いをいたしまして、これで質問を今回は終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いします。 100 ◯議長(大石安弘君)  答弁は。(「お願いします」と呼ぶ者あり)末安町長。 101 ◯町長(末安伸之君)  何回も申し上げて済みません。  18年度中にさまざま、全国で取り組んで成功した例もありますし、実際、利用率の割には一般財源の持ち出しが多いというところもございます。ですから、こちらの行政主導で路線を決めたりじゃなくて、住民の皆さんからやはり検討をしていただいて、路線なり、時間帯なり決めて、そしてまた、見直しをできるように改められた自治体の先進例等もございますので、それらを参考にしながら、住民の皆さん主導による検討を加えていきたいと考えているところであります。 102 ◯議長(大石安弘君)  以上をもちまして、通告第10号によります13番淺川京子議員の一般質問を終わります。
     お諮りします。暫時休憩したいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 103 ◯議長(大石安弘君)  異議なしと認め、休憩します。なお、再開を15時21分とします。                 午後3時11分 休憩                 午後3時21分 再開 104 ◯議長(大石安弘君)  休憩中の本会議をただいまより再開いたします。  お諮りします。本日の会議時間は、議事の都合により延長いたしたいと思いますが、異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 105 ◯議長(大石安弘君)  異議なしと認めます。よって本日の会議時間を延長いたします。  通告第11号によりまして、7番原口喜典議員の御登壇を願います。7番原口喜典議員。 106 ◯7番(原口喜典君)  皆さん、こんにちは。一般質問の2日目で最後から2人目になりましたので、皆さん方も大変お疲れだと思います。なるだけ早くやめたいと思いますので、よろしくお願いします。  通告11番、議席番号7番原口喜典です。私はさきに通告いたしておりました3項目について質問を進めてまいります。執行部におかれましては、簡潔明朗な御答弁をお願いいたしておきます。  まず、第1項目めの県道北茂安三田川線の道路改良及び石橋地区への橋梁新設について、お伺いをいたします。  この件につきましては、昨年暮れの12月定例議会において質問、提案させていただきましたところ、早々に県の方と御協議をいただき、中津隈地区に直ちに着工していただき、まことにありがとうございます。学童の御家族を初めとして、地元の関係者一同大変喜び、感謝されているところでございます。また、その対応の早さにも大変驚きました。現場の工事場板を見て私の目を疑ったくらいでございます。工期の始めが1月6日になっております。町長初め、町執行部におかれましては、この件について、町民の要望に素早く確実に対応していただき、まことにありがとうございました。今後もこのような対応をしてくださるようお願いをいたしておきます。  県道北茂安三田川線について、用地関係の交渉が進められていることは承知しておりますが、経過はいかがになっておりますでしょうか。今、県においても、本町より少し前から定例の県議会が開催されています。18年度予算などで関連するものなどはいかがでございましょうか。  第2項目、学童の通学時の安全対策についてお伺いをいたします。  この件についても、12月の一般質問で触れておりましたが、現在の時点では小学生などを対象にしたスクールバス等の運用も十分に検討すべき時期に来ていると私は認識しておりますが、いかがでございましょうか。ましてや道路整備が整っていない危険きわまりない地域の学童通学のためには、早急な対策を施すべきだと思います。全町を網羅したものではなく、危険度の大きい地域から順次に少しずつでも、また試験的な実施も含めて早急に検討をしていただきたいと思います。この件につきましては、何回も今回の一般質問で出ておりまして、18年度中にどうするかということを決定するということでございますので、その辺は了承しております。  また、これは通学路の整備についてでございますけれども、中津隈の西部カントリーの横の道路、西東に走っている道路でございますけれども、上峰からこれは東尾、市原に抜ける道路がございます。途中で交差点幾つかございますけれども、ここの道路の交差点についてお願いをしておきたいと思います。といいますのは、数年前に市原区で重大な事故が起きまして、そこの1カ所だけはガードレールがガードパイプに変更をされております。すぐそこから離れたところにも同じような状況の道路がございます。また、ずっとあの中津隈の方に来ると、何本もそのように交差した道路がございますけれども、すべてがガードレールになっております。このガードレールですと、なかなか交差点で対向車線じゃなくて、交差する道路が走ってくる車はもちろんでございますけれども、まして小さい子供たちとかが通ってきているのが非常に見にくうございます。これをガードパイプに変更をしていただくように要望をしておきたいと思います。  そして、今、市原に1カ所できておると言いましたけれども、そこはクリークを挟んで道路が2本ございます。一方の方のガードパイプができている方から進んでくるとよく見えますけれども、クリークの関係で、両方の道路がございますので、2本ガードパイプが設置されております。このようなところは、片側だけではなく、両方同時に変えていただくと非常に見やすくなると思いますので、今後の改良のときの参考にぜひしていただきたいと思います。  今、改良されているところの交通量も、かなり多いようでございますけれども、私が見させていただいた時点では、ほかの路線にもかなりの車が通っております。ほとんど同じぐらいではないだろうかと思っておりますので、よろしくお願いをいたしておきます。  また、第3項目の県のクリーク防災安全対策についてお伺いをいたします。  現在、三根校区内で進められておりますが、完成も間近なようでございます。北茂安校区においても、17年度、18年度ごろから施工が計画されていたと承知しておりますが、北茂安校区内の施工は、現在どのようになっておりますでしょうか。具体的なものがわかれば大いに結構です。ひとつよろしくお願いをいたしておきます。  さっき申しました北茂安西部カントリーの西側の幹線水路については、横を並行して走っている非常に広い道路がございます。そのためといいますか、広い道路であるために交通量も大変多く、また大型車両が多く通っております。そのためかはわかりませんが、この幹線水路にはごみなどの不純物が非常に多く、環境的にも非常に劣悪なところがかなりあります。県のクリーク防災事業は補助率も90%と、非常に高いようですし、それらを利用して早期に水路の環境整備をお願いいたしたいと思います。  第1回目の質問をこれで終わります。あとは自席よりさせていただきます。どうもありがとうございました。 107 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 108 ◯町長(末安伸之君)  通告第11号、7番原口議員の御質問にお答えをいたします。  まず、県道北茂安三田川線の道路改良及び石橋地区の橋梁新設についての御質問にお答えします。  まず、冒頭に大変お褒めの言葉をいただき、ありがとうございました。改めてまたやる気を持ってきました。それよりも原口議員から昨年9月に、PTAの会合があるということでお聞きをし、どういうお話し合いがあるのかということでお伺いしたところ、その通学道路の整備についての要望を承ったところであり、数日後、一緒に現地の踏査を朝早くからしていただきました。そしてまた、危険箇所3カ所のうち2カ所の地権者交渉を迅速にしていただきまして、その用地交渉の内諾を取っていただいたことに、その対応の早さに非常に私自身、感謝をしているところでございます。  さて御質問にお答えをさせていただきます。先ほど申しましたとおり、東尾交差点を中心に、東西 300メートルを1期工事区間として事業説明が終え、測量同意を関係者の皆さんで取っていただきましたので、ただいま測量設計業務に着手をしていただいております。1期目を5年間を目途に整備をされますので、それから中津隈から千栗までの整備を進めていく計画であります。よって先ほど申し上げましたが、中津隈板部区間等につきましては、未整備等について、とりあえず局所的な改良を施していただくことで協議をし、そしてその推進に向けた努力をしていきたいと考えております。  2点目の石橋地区への橋梁新設についての御質問にお答えします。  現在、潜水橋の一本橋形態で出水期には通行不能となっております。実際、橋としての機能を果たさない状況でございます。このことにつきましては、昨年の11月2日に鳥栖土木事務所に関係地区の区長さんと一緒に陳情要望を行ったところであります。要望活動の中で、みやき町側と上峰町側の町道として、まず整備する必要もあります。橋梁架設の整備事業や費用負担等についても県より御教示いただいていますが、両町及び河川管理者である県とも十分協議しながら整備検討を行っていきたいと考えております。  しかし、現在、1メートルぐらいの機能補償はするということですので、県としては1メートル分の負担しかできないということです。4メートルを計画しておりますが、3メートル分が町負担となります。これについても、特例債、国庫補助とか県費補助がないかということで検討しましたが、補助制度には適用できないということでありますので、あと合併特例債でできるかどうかについて検討を加えています。総額で1億円ぐらいかかるということです。ですから、3分の1しか県が見ませんから、80,000千円の負担となりますので、費用対効果、緊急性等について、もう一回精査をしながら、この事業についての検討を加えていきたいと思っております。  それと先ほど申し上げましたように、上峰町との協議が十分必要となりますので、今、山積する事業の中で、その優先性を見ながら、上峰町と協議を加えていきたいと考えているところであります。  2点目の学童の通学時の安全対策について、御回答申し上げます。  先ほども御回答申し上げましたが、いずれにせよ通学路の再点検と、そしてまた青少年サポーターの皆さんによる登下校時の見守り、それと道路環境等の通学道路の整備をあわせてしていきたいと考えております。よってバス導入については、18年度中にコミュニティーバスとあわせて検討を加えていきますので、その時点でこの学童の通学バスについても、並行して検討を加えていきます。  3点目の県のクリーク防災安全対策について、御質問にお答えをいたします。  まず、みやき町管内の幹線水路につきましては、圃場整備により造成されてから長い歳月を経過しております。導水路として造成されました幹線水路は、近年、都市化とか混住化の影響により、水路の洪水負荷が増大しまして、のり面崩壊が拡大している状況となっております。幹線水路につきましては、農業用排水路として造成をされておりますが、農業以外にも地区の防火用水とか雨水、生活排水の受け皿、地域の防災面など、多面的な機能を有しております。よって必要不可欠なものとなっております。三根校区内におきましては、三根西地区で平成12年度から本事業を行い、平成16年度に完成をいたしております。また、三根東地区についても、平成20年度までには完了が予定されております。また、三根校区の場合の事業費負担については、国県補助残の地元負担10%の負担割合は、町が5%、土地改良区が5%となっております。  ところで、北茂安校区のクリーク防災事業でございますが、平成17年、平成18年ごろには着手の予定がされておりましたが、現在はどのようになっているかという御質問です。旧北茂安町では、本事業の推進につきましては、合併前から合意形成がなされていたということを伺っております。北茂安東部地区では、平成15年度に本事業の新規採択申請をされておりましたが、芦刈町と千代田中央地区が採択されたということを聞いております。このころ3町合併協議の中で、土地改良事業の負担についての協議がなされ、クリーク防災事業については、国県補助残の2分の1の5%が町負担ということで、平成16年4月30日に確認がされております。旧北茂安町においては、合併前に本事業の地元負担については、10%を町が負担することで合意形成がされておりましたので、北茂安土地改良区の方で、農家全戸を対象にアンケート調査をされております。集約の結果は、個人負担を出してまで事業はしないというのが大半の意見であったと。よって土地改良区の理事会で申請をしないという結果になったということを聞いております。  最後になりますが、参考までに、この県営事業を申請する場合は、施工する地域の決定を行い、地域内の15人から成る代表者で申請をし、地域内の3条資格者の3分の2以上の同意が必要になってきます。  以上、1回目の御質問にお答えを終わります。 109 ◯議長(大石安弘君)  7番原口喜典議員。 110 ◯7番(原口喜典君)  第1回目の御答弁、ありがとうございました。  まず第1項目の石橋の橋の件でございますけれども、何か補助率が非常に悪いということで、私も今初めてお聞きしたわけでございますけれども、いずれにしても、あの石橋地区にはどうしても橋をかけて、あれから東の方に延ばして県道につなげていただかなければ、あの地区の発展はないと思いますし、みやき町のちょうど中心を走る北茂安地区の中津隈の線になるわけでございますので、あれを県道に昇格できるような立派な道路で東の方につなげていただくように、今後の御努力をお願いいたしておきたいと思います。 111 ◯議長(大石安弘君)  暫時休憩いたします。                 午後3時42分 休憩                 午後3時44分 再開 112 ◯議長(大石安弘君)  休憩中の本会議をただいまより再開いたします。  末安町長。 113 ◯町長(末安伸之君)  お答えをいたします。  まず、県道三田川北茂安線のバイパス機能として道路整備をという御質問でございますが、まず石橋の橋をかけないことには、その機能を果たせませんので、まずは橋をかけることから全力で取り組ませていただきたいと思っております。  今、現時点で県の方から検討していただき、県の方から御教示いただいているのが、全体事業が1億円という中で、みやき町負担が82,000千円。これを道路事業、補助事業を活用した場合とか、合併支援の交付金事業とした場合、幾つかシミュレーションしていただいておりますので、先ほど申し上げたように、82,000千円という負担のうちに、どのくらい合併支援の対象になるかどうかについては、今後また県とも指導いただきながらしていきたいと思っております。いずれにしましても、私も現地を実際踏査しましたが、あの橋の必要性については感じております。あとどの程度、一般財源措置が必要なのかについて検討をする時間をいただきたいと思っております。  以上です。 114 ◯議長(大石安弘君)  7番原口喜典議員。 115 ◯7番(原口喜典君)  第1項目の3回目の質問をさせていただきます。  今、町長からの答弁で大体はわかりましたけれども、いずれにしても、あの橋をかけていただいて、橋につながる道路のこともちゃんと頭に入れながら、きれいな橋をひとつお願いしておきたいと思います。前向きに積極的に協力していただくことを御要望として上げておきます。  これで終わります。 116 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 117 ◯町長(末安伸之君)  18年度中に道路ネットワーク計画、いわゆる道路マスタープランを策定しますので、その中におきまして、その計画に反映できるか。できる方向で検討を加えさせていただきたいと思っております。  以上です。 118 ◯議長(大石安弘君)  7番原口喜典議員。 119 ◯7番(原口喜典君)  2項目めの第2回目の、先ほどから申しておりました北茂安三田川線の約 500メートルぐらい南の方を上峰から市原の方に向かっている道路がございます。そこの交差点のガードレールをガードパイプに1カ所だけ変えてあるところがあるんですよ。そこは重大事故が起きたところでございまして、中津隈区域の中にも非常に事故の多いところがございます。ただ、重大事故にはなっておりませんけれども、そこも片一方だけはガードパイプに変えていただいておりますけれども、あのガードレールとガードパイプでは、横から来たときに非常に見え方が違うわけでございますので、そこら辺をぜひ検討していただいて、現場を見ていただいて、早々に改修をお願いいたしたいと思います。いかがでございましょうか。 120 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 121 ◯町長(末安伸之君)  申しわけありません。1回目の答弁漏れがございまして、この点に限って1回目の答弁をさせていただきます。  以前、町道東尾市原線において、交通安全施設の改良。具体的にガードレールを御指摘のように、ガードパイプに変えることにより、交差点での見通しをよくする交通安全対策がとられております。本来有するガードレール及びガードパイプの機能等も検討しながら、また交通安全対策の担当及び関係者との調整を図りながら、前向きに検討をしていきます。  以上です。 122 ◯議長(大石安弘君)  7番原口喜典議員。 123 ◯7番(原口喜典君)  ぜひ前向きな検討をお願いしておきます。  それでは、第3項目めに移りたいと思いますけれども、3項目めは、一時は予定に上がっていたけれども、今は上がっていないということでございますけれども、地元負担金とかの問題もあると思いますが、個人負担してまではしないという関係者の意向だったという発言でございましたけれども、これは実際に現地を見ていただくとわかりますけれども、先ほどから私が申しておりましたように、非常に広い道路でございまして、かなりの車の交通量がございます。私が非常に劣悪な環境だと言いましたのは、そこを見ていただければ一目でわかるんですけれども、投棄されたものか、流れてきたものかは別にいたしまして、非常に環境が悪いわけですよ。だから、そこら辺は関係者の地権者だけの負担に限らず、やっぱりその場所場所によって負担金は公費でするというようなことも十分考慮していただきながら進めていただきたいと思います。いかがでございましょうか。 124 ◯議長(大石安弘君)  佐藤産業課長。 125 ◯産業課長(佐藤正博君)  今の御指摘の西部のライスセンターから南に下った幹線水路ということで、この分については、工事を町でどうにかならないかということでございます。  まず、このクリーク防災事業につきましては、土地改良事業の申請事業ということでございまして、この範囲につきましては、河川で区切られた範囲で事業の採択はできます。旧北茂安を言えば西部地区、それから中部地区、東部地区ということで、おのおのの申請ができますけど、何分この事業につきましても、クリーク防災につきましても、土地改良の申請事業ということで、冒頭町長の方から3条資格者の3分の2という同意が必要と。それから、15人による代表者の申請が必要ということで、このクリーク防災事業につきましては、先ほど10%、町が5%、個人が5%の負担となっておりますので、まずクリーク防災の事業を起こすということであれば申請事業になりますので、そういうことで御理解願いたいと思います。  以上です。 126 ◯議長(大石安弘君)  7番原口喜典議員。 127 ◯7番(原口喜典君)  3回目の質問になりますので、あとはきれいな答弁になりますように、ひとつよろしくお願いをいたしておきます。と申しますのは、先ほどからの町長の答弁にもありましたように、非常にあの水路は多面的だとおっしゃっていただいております。担当者の方が見られているかどうかはわかりませんけれども、私は3回行って、今回ちゃんとよく見てきております。あの水路がかなり北まで来ると長うございますけれども、今年度の三根の終わる予定のところから、上に六、七百メートルぐらい、1キロないぐらいのところなんですけれども、非常にごみというか、不純物というか、あの広い池にいっぱいになっているわけですよ。あれはだから農家の方の責任で、普通のところと同じ5%の補助を出してくださいということではなく、そういう状況も十分考慮されて、負担金の10%あるのであれば、どの区域かまでぐらいは町が10%出して環境整備のためにやりましょうというぐらいの心意気が欲しいわけでございますけれども、いかがでございましょうか。 128 ◯議長(大石安弘君)
     末安町長。 129 ◯町長(末安伸之君)  まず、多面的な機能を有しているから、地元負担のうち5%を町が負担して、あとは土地改良区、多面的な中には土地改良用水路としてもともとは整備しますので。旧三根町は5%負担でしょう。その不法投棄とはまた別に、不法投棄が多いから、そこに補助率をかさ上げする大義名分は、私はクリーク防災と不法投棄の問題は区別すべきではないかと考えております。 130 ◯議長(大石安弘君)  以上をもちまして、通告第11号によります7番原口喜典議員の一般質問を終わります。  通告第12号によりまして、4番園田邦広議員の御登壇を願います。4番園田邦広議員。 131 ◯4番(園田邦広君)  皆さんこんにちは。しんがりを務めるようになりました、議席番号4番の園田邦広でございます。通告第12号に従い、一般質問をいたします。質問事項は1項目ですので、よろしくお願いをいたします。  質問事項は公共下水道事業についてでございます。この事業については、旧中原町、旧北茂安町の共同事業で、平成13年度より事業に着手されており、1次認可区域を旧中原50ヘクタール、旧北茂安99ヘクタールを整備されてきました。1次認可区域については、当初の目標は、平成18年4月に供用開始ということでありましたが、本議会において、他の議員の質問で、町長は6月に供用開始したいと答弁されております。6月の供用開始に向けて、すべて準備が整っているのか、まだ工事されていない部分もありますので、あわせて質問をいたします。  まず1点目、1次認可区域の進捗状況というようなことで質問をしたいと思いますが、この件につきましては、昨日の12番議員の中で答弁がなされておりました。その進捗状況については、北茂安99ヘクタールのうちに、17年度末に81ヘクタール、進捗率82%。中原50ヘクタールのうちに10ヘクタール、進捗率35%というような答弁があったと思いますので、これについては、これで間違いないのか、確認をいたしたいと思います。  二つ目、供用開始は6月と答弁されているが、6月1日からなのか、確認をいたします。  三つ目、加入促進はどのように考えているのか。この件につきましては、加入率によって財政面に及ぼす影響は大変大きいものがあると思いますので、財政面を含めて、2回目から質問をさせていただきます。  四つ目、宅内工事の指定業者は選定されたのかどうか、お伺いをするものです。  五つ目、供用開始に向けての地区説明会は、どのようにされるのか、お伺いをいたします。  以上5点について質問いたしますので、よろしくお願い申し上げます。あとは自席にて質問を続行させていただきます。 132 ◯議長(大石安弘君)  末安町長。 133 ◯町長(末安伸之君)  通告第12号、4番園田議員の御質問にお答えいたします。  まず、公共下水道事業について、全体の進捗率については間違いございません。中原処理区が50ヘクタールのうち18、北茂安処理区が99のうち81ヘクタールの整備が終了する予定となっています。なお、浄化センターのプラント設備工事、いわゆる機械、電気につきましては、水処理棟及び管理棟内に据えつけを完了しております。98%の進捗率です。今後、機能調整及びクリーン作業を含めた総合試験運転を行います。供用開始に向けて鋭意努力してまいりたいと考えております。  なお、認可区域の拡大についても、平成18年度上旬に変更申請を行いたいと考えております。認可変更業務を昨年の11月に発注をいたし、区域の拡大を含めた変更案の作成業務を行っているところであります。今後は下水道等推進協議会、都市計画審議会等で御審議をいただき、計画の縦覧を行いながら、下水道法や都市計画法による認可を取得していきたいと考えています。  2点目の供用開始は6月1日と断言できるかということですが、6月1日というふうには断言できませんが、6月中には供用開始を行いたいということで考えております。  続いて加入促進については、どう考えているかということで、これは担当課長の方から答弁をいたします。  続いて、宅内工事の指定業者についても、担当課長から答弁いたします。  供用開始に向けての地区説明会はどうされるかということでございますので、これにつきましては、本定例議会におきまして、下水道条例の御審議をお願いしておりますので、本条例の議決後、受益者負担や使用料、指定工事店など、供用開始に向けた説明会を関係地区で実施する予定をいたしております。供用開始後は、多くの皆さんに下水道を利用していただきたいと考えておりますので、議会終了後、直ちに4月上旬から地区説明会を開催させていただきたいと考えております。  以上、1回目の質問にお答えを終わります。 134 ◯議長(大石安弘君)  江越下水道課長。 135 ◯下水道課長(江越 勉君)  4番議員の園田議員の質問事項の3番、加入促進はどのように考えているのかということについて、御回答申し上げます。  下水道への接続につきましては、下水道法第10条の規定により、下水道の供用が開始された場合は、排水設備の設備をしなければならないとなっております。また、同法第11条3の規定では、くみ取り便所は3年以内に水洗便所を改造するようにということになっております。さらに、建築基準法第31条第1項では、公共下水道に接続された水洗便所を接続するようになっておりますということで、供用開始がなった場合については、公共下水道に接続をしなければ建築ができませんということでございます。  加入促進につきましては、水洗化を図るため、合併前から下水道積立貯金制度を行っております。この制度は、供用開始後3年以内に下水道に接続された方で、下水道積立貯金を利用された方に積立額または工事費のいずれか低い方、最高額 1,000千円の3%、最高30千円で補助金として交付するものであります。しかしながら、新築、増改築等の計画時期や資金的な理由など、さまざまな状況も考えられますので、生活環境の改善と公共用水域の水質保全を目的とする下水道事業の趣旨を御理解いただき、多くの皆様になるべく早い時期に接続いただきたいと考えております。  質問事項の4番、宅内工事の指定業者はどのように検討されているのかということでございます。宅内工事の指定工事店制度は、宅内排水設備の安心・安全な施工と下水道施設の保護を目的として、排水設備責任技術者の資格を持つ工事店を町が指定し、その中から工事店を選んでいく制度となっております。旧中原町でも、農業集落排水事業の宅内工事は、この指定工事店制度により実施されております。みやき町では、昨年10月に、佐賀県下水道協会の委託を受け、排水設備責任技術者の試験を実施し、本年2月に指定工事店の申請受け付けを行い、平成18年度には85社の工事店の指定を行う予定であります。今後、この工事店につきましては、説明会や工事店一覧表等によりまして、関係地区の皆さんにお知らせしていきたいと考えております。  以上でございます。 136 ◯議長(大石安弘君)  4番園田邦広議員。 137 ◯4番(園田邦広君)  2回目の質問に入らせていただきます。  一つ目の1次認可区域の進捗率については、間違いないということでありましたので、そのとおりだと思っております。ただし、1次認可区域につきましては、18年度までが1次認可区域であって、北茂安の82%の残り、中原の35%の残り分というのが、18年度で計画をされておるというような理解でいいでしょうか。そういうふうに私は思っておるところであります。  それから、二つ目の供用開始は6月1日からということでいいかということがありましたが、1日からとは断言できないという町長の答弁であったかと思います。冒頭申し上げましたとおり、この1次認可区域については、18年の4月1日を目標としておったわけですが、この下水道事業については、いろんな諸問題が発生し、おくれておることは承知をしております。特に放流先の問題で、二転三転し、また下筑後川漁協との協定書等も変更しなければならなかったというようなこともあって、おくれておるというようなことであろうというふうに思います。  そういった関係で、私はこの下水道関係について、この供用開始については、旧北茂安町時代からしつこく質問をしておりまして、4月1日を是が非でも供用開始してもらいたいという質問をしてまいったところであります。といいますのは、やはりこの下水道事業については、多額の事業費をつぎ込んでおりますので、そういった関係で一日も早く供用開始をし、受益者の皆さんから受益者負担、そしてまた加入していただき、使用料等をいただくというようなことで、この4月1日からというふうなことを私はしきりに申してきたところであります。しかしながら、今に至って何日になるかというようなことが断言できないということでありますので、町長の行政報告の中に、6月になったら試験的にやっていくというようなことでありますので、できれば日付をきちんと今議会において答弁をしていただきたいなというふうな気持ちがしております。  それから、加入促進はどのように考えておるのかというようなことでありますが、今、課長が申されたように、下水道法にのっとったことで答弁をされたわけですが、私の考えとは若干違うようでありますので、ここでもう一回お尋ねをいたします。  要するに加入をしていただくということは、その法律に基づいて加入していただくというのはわかりますが、一般的な方はこういった宅内工事の業者とか、そういったものがわからなければ、どういった手続で加入をしていいのかというのがわからないと思います。そういったことをきちんと前もって皆様方に情報を流さないと、そういった加入というのはできないんではないかというふうに思っております。この加入率については、それこそ話をされる中で、70%加入率があればいいとか、75%加入率があればいいというような話を聞きますが、私は 100%に限りなく近づけていくということでなければならないというふうに思っております。そういうふうなことで、この加入促進については、5番目の供用開始に向けての地区説明会はどうするかというようなことも含めて、あらかじめ早くそういったものを整備をし、1次認可区域の方々には早く知らせていくべきというふうに思っております。  この加入率によって、先ほど申しましたように、下水道事業については多額な事業費を現在もつぎ込んでおります。これは13年度から事業開始をされておるわけですが、一般財源からつぎ込まれた金額といいますのは、いわゆる繰入金になります、平成13年度は56,705千円、平成14年度は78,202千円、平成15年度 167,057千円、平成16年度 173,069千円、17年度 152,993千円というふうなことで、5年間で 628,026千円の財源がこの下水道に繰り入れをされておるというふうなことであります。それから一方では、起債関係でありますが、13年度には、私がこの起債関係を今から申しますのは、16年度の決算書に添付されておったものを参考として申し上げます。これは中原地区を合わせたところと思います。旧町引継高というふうなことになっておりますので、合わせたところで申し上げます。平成13年度、4本借り入れをされておりますが、30,800千円、平成14年は2本あります、59,800千円、平成15年度、4本借り入れをされており 350,300千円、平成16年5本の借り入れで 739,600千円というような起債をされておるわけですね。こういった一般財源、起債をされておる中で、この起債関係では、もう既に13年度分については償還が始まっておるということでありまして、その分も今、一般財源からつぎ込んでいっておるというようなことではないかと思います。  そういうふうなこともありますので、この加入促進については、今後、全力を挙げて一般の皆さんにお願いをしていかなければならないというふうに思っております。  受益者負担については、もう既に条例を制定されておりますね。ただ、使用料については、今回、条例を上程されておりましたが、一部問題といいますか、所管の委員会で検討をしてもらうのがいいというふうなことで、所管にお願いをされて、今どうなったか私も聞いておりませんが、そういった状況でございます。  そういうことでありますので、加入促進については、やはり地区を回り、皆さんに集まっていただき、そこで説明をし、加入をしていただくというようなことは結構であろうと思いますが、私は1戸1戸戸別訪問をしながら、それこそよくわかるようにですね、親が小さい子供に御飯をかみ砕いて食べさせてくれるような、そういったわかりやすい説明をしながら、1戸でも2戸でも早く加入をしていただくということに努めなければならないというように思っております。その辺は今後どうされるのか、お伺いをするものです。  4番目の宅内工事の指定については、85社を選定をしておるというようなことでありましたが、これは昨年の9月の議会において、他の議員の質問の中で答弁されておりました。10月ぐらいにこの排水設備の県の試験がありますので、それが終わった段階で、その認可を受けられたところを指名業者も含めてするというようなことでありましたので、私は12月議会ぐらいに公表されるされるんじゃないかなというように思っておりましたが、きょう現在までまだ公表されていない。こういうことを早く皆さんに知らせながらしていかないと、それこそ6月の何日になるかわかりませんが、供用開始になっても一般の方々は見積もりもとっていかなければならない。いろいろな問題があるわけですから、だんだん加入がおくれていくというようなことになりはしないかというふうに思っております。ですから、こういった面も早く事前に知らせておくべきではなかったのかなという気がしてなりません。  5番目について、供用開始に向けての説明というのは、これは先ほど申しましたように、地区説明会は皆さん集まっていただいてするのは結構と思いますが、やはり戸別を回ってしていただく。そのことに勢力を傾けていくというようなことにしてもらいたいというふうに思いますが、担当課として、どのように具体的に考えておられるのか、もう一度お伺いをします。 138 ◯議長(大石安弘君)  江越下水道課長。 139 ◯下水道課長(江越 勉君)  4番園田議員の2回目の質問にお答えいたします。  一応、加入促進については、どのように考えているかということで、これにつきましては、5番目の質問の中で町長の方から回答しておりますように、加入促進につきましては、もう地元の方に行って、今後、本議会が終わりまして、使用料、受益者負担金、それと指定工事店関係を詳しく住民の皆さん方にわかりやすく説明をして、加入促進に、言われるように 100%に近づけるように今後努力をしてまいりたいというふうに考えております。  それと、第1点の下水道の認可区域ということでございます。平成18年度末に中原処理区、これについて75%、北茂安処理区において95%見込みをしております。  宅内工事関係についても、先ほど御指摘のように、10月に一応試験を行い、それから試験解答、それから宅内工事からの申請ということで、一応2月までいろいろ手続関係をしておりますので、今現在、指定工事店の申請は終わったということで、今後、説明会時に一覧表関係を住民の皆さんに配付し、指定工事店の再選定をされ、排水設備をしていただくよう努力をしてまいりたいと思っております。 140 ◯議長(大石安弘君)  中山事業部長。 141 ◯事業部長(中山武文君)  供用開始の時期について、再度御質問がありましたので、お答えいたしたいと思いますが、町長の方から6月1日は確かかという御質問に対して、6月1日という断言については、断言できないということで、6月中にはというようなことでございまして、我々事業部、下水道課といたしましても、6月中の供用開始に向けて最善の努力をしているところでございます。ただいま下水道課長の方からも申し上げましたように、加入促進あるいは指定工事店についても、準備ができつつありますので、そういった関係者の力をかりて、加入促進あるいは供用開始の目標に向かって進んでおるところでございます。特に加入促進につきましては、法律的には3年以内の接続というふうな規定がございますが、なかなかそれだけの規定では加入の促進につながらないというふうなこともございますので、特に下水道の積立金制度を設けまして、3%の助成措置をするというふうなことの準備をいたしておりまして、これについても加入者も現在一定の積み立てをされておりますので、そういった意味でも、過去において加入促進の施策を講じておりますので、6月の供用開始に向けて、そういったことで準備を進めておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 142 ◯議長(大石安弘君)  4番園田邦広議員。 143 ◯4番(園田邦広君)  1点目についてはわかりました。  2番目の供用開始でありますが、もうこの時点に至っては、やはり期日をはっきり私はするべきではないかというふうに思います。そうでなければ、6月ごろと言っても、1日と30日では30日間のずれがありますので、やはりここら辺はきちんとしてもらいたいなというふうに思っておるところです。  それから、加入率については、財政面というようなことでありますが、他の議員からもこの財政面については16年度の経常収支比率98.7というような高い比率になっております。そういったことで、硬直化が進んでおるというふうなことでありますので、やはり下水道は下水道の受益者負担あるいは利用料というようなもので、できるだけカバーをしていく。それが財政収支、いわゆるプライマリーバランスの収支を図るというようなことであろうというふうに、一つのそういったものができるというようなものがありますので、それこそ下水道課は全面的に加入率アップに精力を傾けてもらいたいというふうに思っておるところです。  それから、合併浄化槽がこの18年度の予算書の中にありますが、町長の行政報告の中にもあります。18年度については 105基を申請、現在 103基の個人からの申請があっておるというようなことでありますが、18年度は2次認可区域を設定していくというようなことで、発表がいつになるかわかりませんが、この分については、18年度はすべてできるものと思っておりますが、2次認可区域が設定された場合、今現在、申請をされておる中で、その2次認可区域に入った方が設置できるものか。それをお伺いをしますとともに、19年度の申請が早く出て、そこが2次認可区域に指定された場合にどうなるのか、その点をひとつお伺いをしておきたいというふうに思います。 144 ◯議長(大石安弘君)  江越下水道課長。 145 ◯下水道課長(江越 勉君)  4番の園田議員の3回目の質問にお答えいたします。  加入促進につきましては、下水道課において全力を挙げて加入の促進を図り、受益者負担金、使用料、少しでも多く加入をしていただいて、一般会計からの繰り入れを少なくしたいということで一応考えております。今後とも供用開始になって精力的に集落を回って加入促進を図りたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしておきます。  それと、浄化槽設置についてでございますけど、平成17年度においては、一応 105基の申請の中で 103基ということでされております。平成18年度においては、認可の拡大ということでございますので、80基を一応予定をいたしております。認可の拡大が決定をされたら、その方たちについては、合併浄化槽の補助ができないということになりますので、これについては、認可区域の拡大区域が決定して、住民の皆さんに早いうちにお知らせをしてまいりたいというふうな考え方をしております。 146 ◯議長(大石安弘君)  中山事業部長。 147 ◯事業部長(中山武文君)  第2点目の6月1日に供用開始ができないかという御質問でございますが、一応6月をめどにというようなことで考えておりますし、6月1日も6月でございますが、最善の努力をしていきたいと思います。確実に6月1日という日にちの設定はなかなかできないんですが、6月1日を目標にと、6月ということでございますが、6月1日もそういう含みになりますので、最善の努力をしていきたいと思います。よろしくお願いします。(「合併浄化槽の19年度の取り扱いはどがんするとですか」と呼ぶ者あり) 148 ◯議長(大石安弘君)  江越下水道課長。 149 ◯下水道課長(江越 勉君)  申しわけございません。浄化槽の設置の補助ということについては、18年度の途中で認可区域の拡大が決まったら、もうそこから補助が受けられませんということになります。19年からということではなく、18年度の認可区域の拡大の決定してから、その方たちは受けられませんということで、この辺については住民の方に広報等を通じて、一応認可区域の拡大地域には説明します。(「これは個人にとっては大きな問題になりますから、きちんとしておってもらわないといけませんので、私はお伺いしよるところですよ。今、18年度分を 103もう申し込みがあっているわけでしょう。これは申請があっとったわけでしょう。17年度にね」と呼ぶ者あり)(発言する者あり)  18年度の80基というのは予定ということで、申請があっているということではございません。あくまで80基を予定をいたしておりますということです。 150 ◯議長(大石安弘君)  通告第12号によります4番園田邦広議員の一般質問を終わります。  以上をもちまして、本日の日程を全部終了いたしました。  本日はこれで散会します。長時間御苦労さまでした。                 午後4時35分 散会 © Miyaki Town Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...